SCP-978-JP
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アイテム番号: SCP-978-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-978-JP-A-1から-5は個別に爆発物隔離チャンバーへ格納した上、サイト-81██の低温物品保管庫へ収容して下さい。保管庫内は常に摂氏-5度未満へ調整して下さい。
SCP-978-JP-Bは耐爆構造を施した人型収容室へ収容されます。収容室内は監視カメラと重量センサーでの監視を行って下さい。重量センサーにて質量の増加が認められた場合、担当職員への通達と収容室内の冷却が自動で行われます。SCP-978-JP-Aは食事、排泄、睡眠、代謝を必要としません。そのため、室内へは備品は不用です。
SCP-978-JPの実験は担当研究主任への申請が必要です。研究員のみでの実験判断は常に却下されます。

説明: SCP-978-JPは、SCP-978-JP-Aと、そのキャリアであるSCP-978-JP-Bの二つを指します。
SCP-978-JP-Aはテラトマ体に似た外見の有機体で、合計5つが収容されています。オブジェクトの温度が摂氏0度未満の場合は非活性状態ですが、常温に曝され、摂氏10度を上回ると活性化します。活性化したSCP-978-JP-Aは約2時間以内に爆発します。爆発までの時間は温度に依存しませんが、摂氏500度以上の高温に晒された場合は爆発より先に焼却されます。爆発後の残骸は数分程度で蒸発するため、成分検査の実施には至っていません。
ロボットアームを用いた解剖は、メスを入れて数秒後に爆発したため失敗に終わっていますが、ハイスピードカメラによる映像を分析したところ、鋭い骨のような物体が飛び散っている事が判明しています。この事は、X線検査により、内壁を裏打ちするように鋭い骨状の物体が配置されている様が撮影されている事で裏付けされています。
SCP-978-JP-A単体ではTNT換算で1.5kgの破壊力を持っており、これは半径30m前後に殺傷力を及ぼします。前述の鋭い骨状の物体も飛び散るため、実際の殺傷能力はさらに上回ると考えられます。
また、SCP-978-JP-Aには表面に5つのイボ状の突起があり、これをむしり取る数で爆発までの時間を調整できる事が判っています。

SCP-978-JP-Bは、脳、眼球、臓器及び性器が取り除かれた人型の実体です。全長は175.3cm、重量約50kgで全身に毛はなく、非常に痩身です。腹部にはジッパーがあり、SCP-978-JP-Aが格納できます。平常時は非活性状態で目立った生命活動はせず地面へ座っており、脈拍や脳波が一切検知されないにもかかわらず、自発的に歩くなどの行動をとる場合があります。
非活性化状態のSCP-978-JP-Bを検査したところ、肋骨の裏に『日本生類創研 HB-0011-PRT08』と焼き印が押されていました。この事から、SCP-978-JPの製造元は日本生類創研が関与していると見られています。

SCP-978-JP-Bは腹部へSCP-978-JP-Aを格納する事で活性化をします。頭髪が生え、外見上は30代の成人男性の姿をとり、自律行動をするに至ります。活性化をしたSCP-978-JP-Bは衣服を要求するようになり、また、周囲の人間に対し「自分はどこへ向かえば良いのか」と指示を促します。位置を指定した場合、一般的な方法で指定された位置へ移動、その後、腹部へ格納されているSCP-978-JP-Aが爆発をします。インタビューにより、指定場所への到着後の起爆については、あらかじめ時間が指定できるようです。また、このとき格納されているSCP-978-JP-Aの起爆は、表面についている5つのイボ状の突起による時間調整は無効化されます。起爆時、SCP-978-JP-BはSCP-978-JP-Aの爆発の影響は受けません。
SCP-978-JP-Aを爆発や焼却などで失った場合、SCP-978-JP-Bは新たなSCP-978-JP-Aを口から吐き出します。これにより、SCP-978-JP-Aが5個から減る事はありません。

非活性状態のSCP-978-JP-Bについての耐久実験は、現在日本支部理事による承認待ちです。却下されました。

活性化状態のSCP-978-JP-Bとのインタビュー記録

対象: SCP-978-JP-B

インタビュアー: ██研究員

付記: インタビューは、SCP-978-JP-Bを耐圧設計の収容室へ収容した上で、カメラとマイクで遠隔にて行っています。

インタビューから判るとおり、本オブジェクトは平和的な用途に使用される物で無いことは明らかだ。研究者としては構造等興味深いが、…個人的にはまとめて火山にでも放り込んでやりたいね。 ――██博士

補遺: 別オブジェクトに関する日本生類創研への調査時、倉庫の一つから、以下のメモが見つかりました。

HB-0011-PRT10 :使用後の自律回収機能未調整。破棄。
HB-0011-PRT10.1:自律回収機能を調整。まだ不安定。
HB-0011-PRT11 :自律回収機能完成。顧客注文によりセーフティとスリープもテスト。
HB-0011-PRT12 :[破損により判読不可]
HB-0011-PRT12.1:[破損により判読不可]

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