SCP-985-JP
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アイテム番号: SCP-985-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 日本各地の宝飾品を扱っている美術館・宝石店・その他施設に設置された監視カメラで強盗を含む盗難事件・暴動事件を監視し、SCP-985-JPの発生が即座に財団に伝わるようにしてください。SCP-985-JPによる盗難事件の発生を確認次第、即座に施設を完全に封鎖し、近隣の機動部隊に適切な装備を支給・派遣し、鎮圧してください。この時、機動部隊は全員必ず酸素供給マスクを装備し、SCP-985-JPが発する匂いの吸引を防いでください。拘束したSCP-985-JP-1には必ず拘束用の麻袋で覆い、SCP-985-JPに変身されても逃走できないようにしてください。施設を鎮圧した後は関係者全員にAクラス記憶処理が施され、カバーストーリー「強盗事件」が流布されます。
SCP-985-JPの収容室は二重扉にし、出入りする場合は必ず酸素供給マスクを装備してから風除室で完全な換気を行ってください。
SCP-985-JPを絶対に摂食せず、SCP-985-JPの犯行現場に残されたSCP-985-JPの欠片はなるべく回収し、サイト-81██の低危険物収容棚に密封容器に入れて保管てください。

説明: SCP-985-JPはコッペパンに見える実体です。SCP-985-JPは常に匂いを発しており、この匂いを嗅いだ人間は一時的に思考力・判断力が著しく低下し、SCP-985-JPを摂食しようと試みるようになります。この時複数の人間がSCP-985-JPを捕食しようとした場合、暴力的な手段を用いて争奪を始めます。SCP-985-JPを摂食した人間は、SCP-985-JPに人格を上書きされ(以降この状態をSCP-985-JP-1と記述)、任意のタイミングでSCP-985-JPに不可逆的な変身を行い、1新たなSCP-985-JPとなります。
SCP-985-JPはSCP-985-JP-1の姿で美術館または宝石店をはじめとした宝飾品を展示している施設や会場に出現し、展示物を窃盗します。この時窃盗する物品は女性向けの宝飾品がほとんどを占めています。SCP-985-JP-1は目的の物品に自然に近づき、その物品を不明な手段で瞬間移動させ、自身をSCP-985-JPに変身させた後、すり替わるように対象があった場所に鎮座します。この時、「お宝はいただいた。怪盗パン三世」と記された縦5.9cm×横8.6cmのカードがSCP-985-JPの隣に配置されます。このカードに異常性は確認されていません。殆どの場合、付近にいる人間がSCP-985-JPの匂いを嗅いだことによってSCP-985-JPの摂食を試み、乱闘に発展して周囲を混乱させます。その後、摂食されたSCP-985-JPはSCP-985-JP-1となり、混乱に乗じてできる限り自然な形でその場からの逃走を図ります。窃盗された物品に関しては補遺1を参照してください。

SCP-985-JPによる盗難事件は不定期的に日本各地の美術館・宝石店で同様の手口の窃盗事件が█回発生しており、「明らかに不審な暴動が発生している」という目撃情報から、財団が調査協力を行っている段階でした。20██/9/██、██県███市の████美術館で窃盗が行われた際、調査並びに警戒のために派遣されていた財団エージェントによって発見され、財団がその存在を把握するに至りました。財団がSCP-985-JPの存在を把握したことにより特別収容プロトコルの一部が制定され、複数回にわたって収容作戦が行われました。

補遺1: SCP-985-JPが窃盗した物品の一つに取り付けられていたGPS発信機により、██県██村の███山より盗難品が全て発見されました。盗難品は全て地中に埋まっていた棺桶の中から発見され、その棺桶には可食期間を大幅に経過したクロワッサンが盗難品と共に埋葬されていました。このクロワッサンに異常性は確認されておらず、現在適切な密封容器に収容し、サイト-81██の低危険物収容棚に保管されています。

補遺2:収容作戦ログ985-03で確保したSCP-985-JPの欠片を使用して実験が行われました。以下がその記録です。

補遺3: SCP-985-JPの脱走が確認されました。以下の事件記録985-01を参照してください。

事件記録985-01 - 日付20██/5/3

事件内容: SCP-985-JP-1に対するインタビューを行う際、SCP-985-JP-1がSCP-985-JPに変身し、跳躍を用いた驚異的な運動能力で脱走を行いました。SCP-985-JPの運動能力は今まで確認されていなかったため対処が遅れ、SCP-985-JPが近隣のサイト-81██に逃げ込んだ後防臭対策が間に合わなかったエージェント数名をSCP-985-JP-1にして乗り継いだ後完全に行方不明となりました。この数日後、またしてもSCP-985-JPによる盗難が発生したため、駆けつけた機動部隊により再度収容されました。

追記1: 20██/6/24、SCP-985-JPが収容されているにもかかわらず、SCP-985-JPによる盗難事件が発生しました。SCP-985-JPが残したカードには「延長戦だ。怪盗パン三世」と記されていました。すぐさま機動部隊による鎮圧が行われましたが、SCP-985-JPは発見できませんでした。未収容のSCP-985-JP別個体が存在している可能性が懸念されます。

追記2: 事件記録985-01に記された盗難事件の監視カメラによる映像を確認したところ、SCP-985-JPが摂食される際、騒動の中で真っ二つに分断され二人の人間に同時に摂食されていたことが判明しました。SCP-985-JPの別個体と並行して、実験ログ985-02の結果と併せて増殖する可能性を考慮し調査する必要があります。

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