SCP-992-JP
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アイテム番号: SCP-992-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-992-JPはサイト-81██の低危険性物体保管ユニットに保管されます。SCP-992-JP-a、SCP-992-JP-bは標準生物収容室内におき、定期的に脱走の危険がないか確認してください。追加実験によりSCP-992-JP-a及びSCP-992-JP-bが生じた場合は、かならず処理してください。

説明: SCP-992-JPは、幅90mm×高さ54mm×厚さ19mmのデジタルカメラで、バッテリーとメモリーカードが付属しています。分解の結果、構造に異常性は見当たらず、製造社を示すような印も発見されませんでした。

人間がSCP-992-JPを用いて"自撮り"を行った場合、撮影者の両腕が肩先から分離します(SCP-992-JPを所持している腕をSCP-992-JP-a、所持していない腕をSCP-992-JP-bと指定)。この分離には痛覚が伴わず、断面からの出血や劣化が発生することもありません。SCP-992-JP-a、SCP-992-JP-bは自律して行動することが可能であり、その移動方法はシャクガ科のガ類の幼虫1のものに類似しています。
SCP-992-JP-a、SCP-992-JP-bは定期的に人間の居住空間へ侵入し、標的として定めた対象の"撮影"を行います。この標的として選ばれる人間は、面識の有無に関わらず、暴露した撮影者にとって「容姿が好みである」人物が選ばれることが判明しています。SCP-992-JP-a、SCP-992-JP-bは対象が就寝や入浴等の隙を見せるまで潜み、自らの存在を知覚されないように行動します。最終的にSCP-992-JP-bは口や鼻を塞いだり、頸動脈を圧迫することで対象を失神、もしくは死亡させます。その後SCP-992-JP-bは、対象の肩に手を回しているかのような姿勢をとり、SCP-992-JP-aが対象の撮影を行います。およそ2、3人撮影したSCP-992-JP-aは写真を現像し、それをSCP-992-JP-bが撮影者の住居へと投函します。SCP-992-JP-aが、どのような手段で写真の現像を行っているかについては現在も不明です。この行為はSCP-992-JP-a、SCP-992-JP-bのどちらかが行動不能にならない限り続けられます。

SCP-992-JPは20██年、大分県在住の男性から「両腕が逃げた」という旨の通報があったことで発覚しました。男性はSCP-992-JPを██市██町の家電量販店で購入したと主張しました。その証言に基づき、財団が件の家電量販店を調査した結果、計2█台のSCP-992-JPが外観の酷似している████製のデジタルカメラとして販売されていました。SCP-992-JP回収後、店員等関係者の調査も行われましたが、オブジェクトとは関連性がないことが判明したためAクラス記憶処理が施されました。通報した男性にはカバーストーリー「事故による両腕切断」を適応し、財団管理下の医療施設へと移送しました。分離したSCP-992-JP-a及びSCP-992-JP-bの行方は現在調査中です。20██/12/24、男性の病室に侵入しようとしていたSCP-992-JP-bをエージェント・三沢が発見。SCP-992-JP-bによる激しい抵抗があったものの、確保に成功しました。

補遺: SCP-992-JP-bの確保から数ヶ月後、サイト-81██に存在するエージェント・三沢のオフィスに1█枚の写真が出現しました。その全てにエージェント・三沢、もしくはその血縁者が写されており、SCP-992-JP-aによる脅迫行為ではないかと推測されています。SCP-992-JP-aが如何にしてエージェント・三沢の情報を入手し、サイト-81██に侵入したか、そしてSCP-992-JP-aの行方が何処なのかについては判明していません。

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