SCP-997
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SCP-997.jpg
封じ込め下にあるSCP-997

アイテム番号: SCP-997

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-997は使われていない間、標準収容ロッカー内で保管されることになっています。SCP-997を伴う試験手順中であっても、能動的にテストが行われていない間は対象のプラグを抜いておくことが推奨されます。SCP-997はファラデーケージとしての機能を持つチャンバー内でのみテストされることになっています。

説明: SCP-997は外面的にはランプに似た装置ですが、電球は無く、ランプシェードがあるべき場所にはアンテナとしての機能を持つと考えられる屈曲したワイヤー機構が備わっています。主に金属製であり、収容時にはやや腐食していたものの、対象の機能へ影響を与えているようには見えません。内部構造のイメージング(視覚化処理)は、未知の機能が洗練された電子工学に基づくものであることを示唆しています。装置の上部付近にオンオフを制御するスイッチがあります。SCP-997はNEMA 5規格の電源コンセントから電気を供給されるので、サイト19の試験チャンバーの壁付きコンセントには変換アダプターが装着されています。電源から切断されている、またはスイッチがオフになっている間、SCP-997は異常な特性を一切示しません。

電源に接続され、スイッチがオンになった時、SCP-997は約250メートル圏内にいる全ての人間に作用する力場を発生させます。この力場はドキュメント997-02の仕様に従うファラデーケージを透過することができず、そして少なくとも部分的に精神的な性質があると思われます。力場による影響を受けた全ての人々は、彼らが害虫と見なすあらゆる物を如何なる方法によっても認識することができなくなります。この効果は主観的な判断に基づいているので、ある人が知覚できない何かをまた別の人は知覚することができるかもしれません。SCP-997の効果は十分に正確な害虫の表現物にまで及びます。

テスト結果は、SCP-997が空間無視と同種の症状(認識阻害が全ての感覚に及ぶ点を除く)を負わせ、意識的な害虫への気付きを抑制するだけであることを示唆しています。したがって、SCP-997の影響を受けた人は害虫を認識したことを報告しませんが、害虫の存在自体には反応し、そのような反応をした根拠について説明することができません。実験被験者はしばしば彼らの反応に対する非現実的な言い訳を創作し、その説明が信じがたいということを認めません。この不一致にはパラノイア、精神的苦痛、妄想を含む有害な心理的影響があるようです。詳細については実験ログ997を参照してください。

実験ログ997:

実験 997-003:
日付: ████/██/██
被験者: Dクラス職員 D-6272
研究員: Dr.ダス
手順: 昆虫恐怖症を患うD-6272が、アクティブ状態のSCP-997と大量のゴキブリが入ったテラリウムがある試験チャンバー内に配置されました。被験者はテラリウムが空であることを報告した後、その中に彼の腕を入れるよう指示されました。被験者は拒否しました。拒否の理由を尋ねられた時、実はテラリウムに昆虫が入っていたからかというこちら側の示唆を否認したものの、D-6272は筋の通った返答が行えませんでした。終了を以って恐喝した後、明らかに狼狽した様子のD-6272はテラリウム内に自らの腕を入れましたが、腕の上をゴキブリが這い回ったことがビデオ映像で確認されると同時に、結局即座に腕を引き上げました。腕に関して何も見えなければ感じもしないと報告しているにも関わらず、彼の精神的苦痛は増加し続け、またしてもその挙動の理由について説明することができませんでした。被験者は試験チャンバーから退出させられ、ゴキブリは彼の腕から取り除かれました。SCP-997は非アクティブ状態にされました。

実験 997-005:
日付: ████/██/██
被験者: Dクラス職員 D-75009
研究員: Dr.ダス
手順: D-75009がアクティブ状態のSCP-997と、ドブネズミの高画質画像によって文章の大部分が覆い隠された1ページのパパイヤについての論文がある試験チャンバー内に配置されました。D-75009は声を出して論文を読むように指示されました。画像によって覆われた部分に差し掛かった時、彼女は読むのを止め、読み続けることができなくなったと抗議しました。理由を尋ねた時、D-75009は彼女の眼鏡があまりにも汚れていると主張しました。単に眼鏡を拭けばいいだけだと提言された後に、D-75009はどうにか文章を読むにはあまりにも部屋が薄暗いので、それは重要な問題ではないと述べました。この明らかな虚偽は、何故読めないのかを説明できず動揺するD-75009に指摘されましたが、彼女は自身に何の落ち度もないという姿勢を崩しませんでした。被験者は試験チャンバーから退出させられ、SCP-997は非アクティブ状態にされました。

実験 997-010:
日付: ████/██/██
被験者: Dクラス職員 D-436,Dクラス職員 D-15810
研究員: Dr.レッドマン
手順: 重度の人間嫌いの兆候を示すD-436が、アクティブ状態のSCP-997がある試験チャンバー内に配置されました。D-15810は指示を中継するイヤホンを装着させられ、チャンバー内に送られました。D-436はチャンバー内で彼と共にいる誰とも会ったことを報告しませんでした。D-15810はD-436を躓かせるよう指示を受け、それは首尾よく行われました。D-436は何故転んだのかと尋ねられると貧相な靴のせいだと非難しました。このことを質問された時、彼は頑なになり、「いいか?こういうことはよくあるもんだ」と強弁しました。D-15810はD-436を蹴るよう指示を受け、D-436は痛みを訴えましたが、その原因に関しては困惑の感情を表します。その後、D-15810はD-436にシャツを脱ぐように命令するよう指示を受けました。D-436は従い、それから研究員へ試験チャンバーが暑すぎることの文句を言いました。どうやらシャツを脱ぐ行為を彼自身のアイデアに由来するものだと信じているようです。被験者は試験チャンバーから退出させられ、SCP-997は非アクティブ状態にされました。

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