SCP-CN-011
評価: +10+x

アイテム番号: SCP-CN-011

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-CN-011-aの周囲には、サイト-CN-108が設置されており、機動部隊-乙未-8("不落城")が派遣されています。SCP-CN-011-aの監視室には、財団の完全な研究チームのユニットが駐留しています。文書CN-011-████-██-██の情報を用いれば、オブジェクトを生存させ、効果的に封じ込めることが可能であることが証明されています。2班のクリアランスレベル0の運送要員が、封じ込め作業のために、サイト-CN-108に異動になりました。文書CN-011-████-██-██に沿って、現在の封じ込め対策が開発されています。封じ込め手順は、文書CN-011-D-1に沿って行われる必要があります。

文書CN-011-D-1

(文書CN-011-████-██-██に沿って編纂されています)

倫理委員会により

無害であることが証明されています。

SCP-CN-011はこの方法でしか生存し得ないと確認されているため、以下の封じ込め手順を実行してください:

封じ込め手順全体は、D1-D6と番号の振られた、6日間のサイクルで構成されています。

D1: 放送Aが再生され、前のサイクルの商品は清掃され、残りの商品はすべてサンプリングされてゾーン3に保管される。

D2: 放送Bを再生し、エリア2に移動して商品をピックアップし、エリア1の「新商品エリア」に「新品」と書かれた商品を置く。

D3: 放送Cを再生し、サイト-CN-108を検査。

D4: 放送Dを再生し、商品の配置をチェックし、サイト-CN-108を検査。

D5: 売却日1、エリア1の40%を開放。

D6: 売却日2、エリア1の残りの60%を開放。

注意事項

すべての職員は、非致死の武器を装備し、SCP-CN-011個体がエリア1の外に立ち入ろうとすることを防いでください。

説明: SCP-CN-011は、通常は2足歩行の人型実体です。体重が重くなりすぎると、4足歩行に移行します。SCP-CN-011には、口、視覚、嗅覚の器官はなく、脳に準ずる神経の中心器官を持たないことが解剖学上明らかになりました。このオブジェクトの背中には大小さまざまな4-██の腕があり、腹部の皮膚は、袋状の構造に拡張することができる、大きなひだを形成します。解剖によって、この構造体は約1.5Lの容量を有することが明らかになりましたが、監視映像によれば、構造体に約3-4㎥の物体が詰め込まれることを示しています。SCP-CN-011が死亡した後、この構造体が急速に収縮するため、バック構造についてのさらなる研究は進んでいません。

SCP-CN-011は有名な自然保護区で発見されましたが、財団の████年の報告書の情報では、これが地方政府の公認の保護区でもなく、要注意団体の偽装区域でもないことが示されています。特殊部隊-庚午-1("捨て駒")による詳細な探索の結果、SCP-CN-011-aとされる大規模な百貨店と、4種類の放送の録音されたテープが発見されました。現在の封じ込め手順を示した、CN-011-████-██-██も同時に発見されました。現場の状況から、SCP-CN-011-aはまだ正式に稼働していないことが示唆されています。詳細な手順については、CN-011-2███-05-██調査レポートを参照してください。

文書CN-011-████-██-██はSCP-CN-011の存在を確認するもので、初期封じ込めから██日後、SCP-CN-011個体は全体的に非活動的になり、大量死し始めました。サイトディレクターの林建研究員は、倫理委員会に申請の上、現在の封じ込め措置を試行しました。林建研究員が住血吸虫症により死亡した後、新しいサイトディレクターが現場に派遣され、封じ込め措置を正式に開始しました。SCP-CN-011は、D1-D3にかけては一切の活動を示しませんでしたが、D4の22:00になると、SCP-CN-011はSCP-CN-011-aの正門前へと集まりました。SCP-CN-011-aがオープンすると、すべてのSCP-CN-011がSCP-CN-011-aの内部へと進入し、前足を使って棚の内容物を袋が満杯になるまで詰め込み、レジを経由して出場します。この時点で、レジのカスタマーディスプレイに「消費は限度額を超えています」と警告されるSCP-CN-011個体は、前足を使って背中にある足を折って、レジカウンターの反対側に投げ捨てます。

商品の検査により、パッケージの中身は、SCP-CN-011の切断された手足であることが発覚しました。

補遺1-文書CN-011-████-██-██:

RICPI実行委員会

種番号: 20619790902001

種名: フクロビト(袋智人, Homo sapiens bagii, Romero, 1979)

保護レベル: 顧みられない希少

分布: この種は[削除済み]で始めて発見され、後に中国東部の広域で発見されました。後に、種自体の脆弱性のため、RICPIによってPS-CC-12へ移されました。海外に関連した報告はありません。

概要: [削除済み]

研究の歴史: ロメロ教授によって1979年に初めて発見されて以来、種の研究は続けられていますが、彼らはしばしば事故1によって死亡します。2███年時点で、種の数は[削除済み]まで減少しました。RICPIは、既知の個体を、保護地域に集中させることを決定しました。詳細については、「保護措置」の欄を参照してください。

保護措置: 種が長期にわたって活動を行わないと死に至るため、保護は「種の活動の確保」および「種の死亡の回避」という観点から実施されるべきです。保護サイトPS-CC-12は、華中支部のエリア12の周辺に設置されています。サイトPS-CC-12は2つの部分によって構成されています。種の生存は、サイトの地下で栽培された種100032によって保証されます。保護サイト自体は種の訓練を行い、種の生存能力を維持するために使用されます(後述)。

訓練手順: 種の訓練は、6日を1サイクルとし、各サイクルは2つの期間に構成され、D1-D4が宣伝期間、D5およびD6が販売期間です。スタッフの日常業務は以下の通りです:

D1: 放送Aを再生し、前のサイクルの商品を整理し、クラスAおよびクラスBの商品のラベルを交換した上で
「特売エリア」へ入れ、クラスCの商品を処理エリアに置く。倉庫には立ち入らないように。

D2: 放送Bを再生し、スタッフは倉庫から商品を取り出し、必ず「新商品」を「新商品エリア」に置く。体調不良を感じるスタッフは、すぐさま聖ブラッドストーン公園へ帰還すること。商品を並べる。

D3: 放送Cを再生し、商品を並べ、スタッフの身体検査をする。

D4: 放送Dを再生し、商品の配置をチェックし、スタッフの身体検査、並びにセキュリティ対策のチェック。

D5: 販売日初日。エリアの40%を開放する。

D6:販売日2日目。エリアの残りの60%を開放する。

予防措置、および突発事態シナリオ: [データ欠損]

補遺2-SCP-CN-011-a発見された放送の内容:

放送A: 「よく知られた」メーカーの「よく知られた」製品の新モデルに対し、2人のコメンテーターが議論する、1時間16分のラジオ番組。この議論では、新モデルが果たして存在するか、いつから発売されるかについての言及も含まれている。放送中、「よく知られた」製品の、性質と機能に関する具体的な情報が一切無いことは留意すべきである。

放送B: 「新製品、まもなく発売」、「新世代の製品」、「前世代の製品の完全な改良型」など、「よく知られた」メーカーの「よく知られた」製品の新モデルの広告。同様に、製品固有の情報は不足している。

放送C: 「よく知られた」メーカーの製品の発売延期についてのメーカーによる謝罪、大衆が発売延期に関する感想を述べるストリートインタビュー、及び2つの番組が収録されている。1つめの番組は「よく知られた」製品の発売延期が市場にどのような影響を与えるかについて、2つめの番組は新モデルの実在性を疑っている。

放送D: 次の内容のニュース:「会社と顧客各位による絶え間ない努力の結果、新製品は明日7時に発売されます。」

[データ削除済み]

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