SCP-CN-016
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アイテム番号: SCP-016-CN

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-CN-016はサイト-CN03に位置する内部がコンパートメントとなっている倉庫に保管されます。オブジェクトへのアクセスはレベル2以上のセキュリティクリアランスを持つ全職員に解放されています。オブジェクトにアクセスする際、接触するあらゆる非Dクラス職員はフォームを問わず水泳技能を習得していてはいけません。また実験時以外においてオブジェクト内に水などの液体物質を人間1人の身長を超える水深になるよう注ぐことは許可されません。

SCP-CN-016を用いた実験を希望するレベル3以上のセキュリティクリアランスを持つ職員はアングリア博士に連絡し、実験に参加するすべての非Dクラス職員がいかなる水泳技能をも習得していないことを証明する書類を提出して下さい。2015/07/██の事故以降、オブジェクトに関連する実験申請を一時停止しました。

説明: SCP-CN-016は高さ6.5m、半径2.5mのシリンダー型水槽です。試料採取と分析の結果はオブジェクトが特に異常性を示さない一般的なポリメチルガラスで構成されていることを示しています。オブジェクトが発見された██水族館がSCP-CN-016と同時に複数個水槽の生産を委託した企業████から当時の領収書を押収しましたが、これまでのところ同一あるいは類似規格の製品からはSCP-CN-016と同様の異常特性を示すものは確認されていません。

空の状態のSCP-CN-016は何の異常も示さず、シリンダー内が人間1名を完全に浸漬することができるまで液体で満たされている場合のみオブジェクトの持つ異常性が顕わになります。個人(以下"被験者")がこの状態のオブジェクトと視覚的な接触を持った場合、自身を完全にシリンダー内の液体に浸したいという欲求を報告します。この欲求は非常に強力ですが、乗り越えることが容易でない障害(例えば被験者とオブジェクト間に壁などの実体が存在する場合)により影響を軽減あるいは排除することができます。オブジェクトを記録した映像を視認することはオブジェクトを直接視認した場合と同様の結果を引き起こすことが確認されていますが、泳ぐことができない人物の場合はこの限りではなく、また水泳技能の有無に関わらずオブジェクトに直接接触できなかった場合はこれ以降の影響を受けません。

被験者が完全にSCP-CN-016に浸漬された場合、視覚による影響を受けているか否かに関わらずSCP-CN-016の最も特異な第二の異常性質が発現します。10分以内に水槽外の世界が水に没しているように見えることが被験者から報告されます。10分を超過する頃には、被験者は水槽内の液体を空気として認識しそれ以外の空気に対してはそれが水であるかのように振舞うという重度の認識障害を発症しています。この状態に陥った被験者は通常水槽内から退出することを拒み、内部の液体内で呼吸を試み続けて死亡します。また、被験者は空気中において溺死と同様の症状により窒息死してしまうため、水中呼吸器あるいはサルベージ装置によって被験者を延命させることはできません。

2015/07/██にいくつか実験を行った所、水で無くともオブジェクトの異常性質を誘発し得る事や、オブジェクトの外殻が"破壊不可能"な特性を持つ訳では無い事が判明している為、プラスチックで製造された液体を内側に注がないで下さい。我々はオブジェクト保護の為、内壁を完璧にクリーンアップするまでSCP-CN-016関連の実験を一時停止する事を要請します。 - アングリア博士

要請を認める。 - O5-██

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