SCP-CN-022
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アイテム番号: SCP-CN-022

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 財団情報部門は該当異常現象の頻出する地域を厳戒に監視して下さい。食肉加工場数十棟の管理ポストに財団のフィールドエージェントが配置されます。SCP-CN-022現象の発生時は、カバーストーリー"注水肉1"を用い、影響を受けた地区へのアクセスを制限して下さい。SCP-CN-022より産出された食品は全て回収し、その後適切に処分されます。

説明: SCP-CN-022は広東省深セン市、広州市、及び珠海市の範囲で発生する一連の異常現象です。現象の全ては肉類製品加工場内で、通常11.00p.m.-4. 00p.m.の間に発生します。オブジェクトのプロセスが開始された場合に発生する現象は以下:

  • 天井もしくは懸架されたベルトコンベアーから、10-12体の金属製、鉤針状の物体がひとりでに投下されます。鉤針の先端は同数の人型個体(以下SCP-CN-022-1と呼称)の踝を貫いており、同個体を吊り下げてベルトコンベアーへと移送します。SCP-CN-022-1実体の皮膚及び内臓は除去され、腹部は切開されています。注意すべき点として、実体の顔面特徴は発生時加工場内に存在した従業員と非常に類似します。
  • 3-5分後、SCP-CN-022-1の口中から大量の液体が散布され、伴って突如霧状の気体が出現します。産出された液体には多量の液体アンモニア、リン酸アンモニウム、リン酸カリウム、エストロゲン、及びその他数十種の化合物が含有されます: 分析の結果によると、液体の組成は市場によく見られる肥料、除草剤及び殺虫剤製品と一致したものです。霧状気体の主要成分はピレスロイドです。
  • 液体に接触した箇所からは、5-15秒後に、稲、小麦、トウモロコシ及び大豆、またそれらに限らない様々な農作物が成長します。植物は2分以内に開花し種実を生成します。この時点でSCP-CN-022-1個体は手を伸ばして植物を摘み取り、自らの腹部へ収め始めます。
  • 全ての植物の摘み取りが完了した後、SCP-CN-022-1の開腹部はひとりでに閉じ合わさります。その後5分間、個体内部からは機械動作音、及び家禽/ 牛や羊の哀しげな叫び声が聞き取られます。またSCP-CN-022-1の筋組織及び脂肪が肉眼で視認可能な速度で除去されていき、最終的には骨格構造のみが残されます。
  • この時間中、オブジェクトの体内からは冷凍食品、肉製品、インスタントラーメン、パン、ジャム及び缶詰製品を含む数種の加工食品が落下します。
  • SCP-CN-022-1の骨格が落下、その後強力にローラーされ粉末化します。この時点で異常現象は終了し、未知な女性個体の号令が聞き取られます: "次!"

SCP-CN-022によって産出された加工食品の大部分には、SCP-CN-022-1の散布した液体由来の化学物質が含まれています。また、肉製品からはヒト及び家畜数種のDNAが検出されました。但し、それ以外の異常特性は認められません。異常現象発生時、プロセスの途中で現場から移動させたSCP-CN-022-1個体は、2分後にその全てが完全な灰と化しました。現在までの観察において、オブジェクトに知覚あるいは知性の兆候は見られませんでした。

経緯: █/██/2016、家禽屠殺場の夜間当直職員一名が、加工場のコンベアーに人間の死体が現れたと通報を行いました。警察の到着時、既にSCP-CN-022-1個体は消失していました。但し、大量の加工食品は依然として元の場所に存在しました。

工場内の監視映像に全ての過程が収められていた事から、財団職員が異常現象の存在を確認しました。この事件は虚偽通報として処理され、目撃者全員にBクラス記憶処理が適用されました。加工場の管理者へは、仕事の多大なストレスと不安定な精神状態が、職員に見せた幻覚だとして説明を行いました。

補遺CN-022-1: 現地のフィールドエージェントによって、加工食品の包装袋から一枚の青い用紙が回収されました。上部に文字列が印刷されている他、手書きの筆跡も見られます。抜粋は以下:

“Make Art, Not Bullcrap”コンテストへの参加応募に感謝します!
異常芸術が観衆を傷つけるべきではありません。
そうせずとも深遠な意味を持たせる事は可能なのです。

主催: C.C.美術学会

協力: 芸術科主任

参加者番号: 121-322

作品種別: 芸術装置|有機|写実暴力

知覚/知能を持つ実体を使用していませんか? 詳細に説明して下さい: いいえ。人型実体は事務所を通して買い付けられました。また、教員による改造を経て、性能と操作システムにおける少々の不安定さは除去されました。この材料の使用は学会に許諾済みです。

作品説明: 現代の食品加工産業には圧搾と屠殺が溢れている。動物だけには限らない。労働者と消費者もそこに含まれる――私達は皆、同じ生産ラインの上に居る。

推奨展示地: 珠江デルタ地域、肉類加工場

この文書を精査する過程で、スタッフは次の声を聞き取りました: "次はこんなヌルい名前のコンテストじゃなくても良いよね?"。身体年齢12-16歳程度の、恐らく女性の声であると推測されます。この現象が再度発生する事はありませんでした。検査の結果、文字自体はいかなる精神影響効果も持たない事が証明されました。

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