SCP-CN-051
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アイテム番号: SCP-CN-051

オブジェクトクラス: Safe Keter

特別収容プロトコル: SCP-CN-051には常に16名以上の男性職員をオブジェクトの担当に割り振り、実験時以外は20m×20mの収容室の中央に配置した上で厳重に保管されます。収容室の天井は常に10m以上でなければいけません。また、収容室の真下に人間が活動できるスペースが作られないようにしてください。妊娠の可能性がある女性がこの収容室に無断で侵入することは禁止されています。オブジェクトの実験にはレベル3以上セキュリティクリアランスを保持するの職員の承認が必要です。incident CN-051-A以降、オブジェクトに関するあらゆる実験は停止されており、移動或いは更なるセキュリティ措置を講じる際には書面によるO5-CN-█の許可が必要です。

説明: SCP-CN-051は鉄製のT字フレームとその上に逆さに配置されたビニール袋で構成されており、ビニール袋底部の角はトグルのような何かを用いてT字フレームの両端に固定されており、下を向いた袋の口は未知の手段で接合されています。ビニール袋の厚さは5mmであり、半透明の淡黄色の表面に白色の太字で「ご自由にお使いください」と印字されています。密度と透過率の試験などによりその組成はPVCと同定されていますが、しかし通常のPVCに見られる低強度と可燃性は存在しません。実際、これまでに行われたSCP-CN-051の分離及び破壊試験は失敗に終わっています。

妊娠中の女性がSCP-CN-051から約8m以内に接近した際、SCP-CN-051は活性化します。活性化すると瞬時にビニール袋内部が羊水に類似した液体で満たされ、妊婦の胎内から胎児が消失及びビニール袋内に再出現します。多胎妊娠であった場合、全ての胎児が消失・再出現します。内部にすでに胎児が存在している場合、SCP-CN-051は他の妊婦の接近で活性化することはありません。

周産期が近づくにつれSCP-CN-051のビニール袋部分は痙攣を繰り返し、通常の分娩時に類似した動作の後に袋の口を開放し、内部の赤子と羊水を全て排出します。排出から24時間が経過することで、SCP-CN-051は再び活性化可能な状態となります。

注目すべき点として、転送プロセスを経てSCP-CN-051内部に出現した胎児は分子レベルで"補正"を受けることが挙げられます。全ての遺伝的・非遺伝的疾患は胎児から失われます。例として以下のものが挙げられますが、実際に補正を受ける対象はこれらに限定されません。:先天白化、色盲、鎌状赤血球性貧血、地中海性貧血、口蓋裂、脊椎披裂、無脳症、蒙古症など。胎児の体組織の一部を事前に外科的に破壊した場合、転送プロセス後に完全に復元されます。

19██年██月██日のSCP-CN-051収容以来、オブジェクトに関する実験は累計337回行われており、財団はSCP-CN-051の影響を受けた全ての赤子を追跡調査しています。調査の結果、これらの赤子はSCPに類するような異常性をなんら持ちませんでしたが、IQに加えて社会性と反応速度は一般的な人間よりも高い数値を示しました。incident CN-051から鑑みて、赤子は高い危険性を潜在的に有している可能性が存在しています。

また注目すべき点として、SCP-CN-051による補正は約1.4%程度の確率でエラーを起こします。このエラーは赤子の身体に身体的な奇形を生じる原因となりますが、健康そのものに害を与えることはありません。

試験番号 性別 両親 特異性 備考
CN-051-47 父母ともに漢民族 実験初期においては異常性は観測されませんでしたが、8年目の定期検診時に12.0相当の視力を有していることが確認されました。 49年の追跡調査の結果、この異常性は非遺伝性であることが判明しています。
CN-051-117 父母ともに漢民族 被検体の外観は明らかに純ネグロイドの特徴を有しています。DNA鑑定の結果は明らかに両親と直接的な血縁を示していますが、両親ともに少なくとも6代遡っても黒人の血を確認できませんでした。 追跡調査開始から29年後、この異常性は遺伝性を有しており一般的な混血と同様に遺伝すると断定されました。
CN-051-192 父親は漢民族、母親は荘民族 被検体の手足は6本の指を有しており、これらの指は随意に動かすことが可能かつ腕と肩の筋肉及び神経はこの6本目の指を使用することに適合するよう調整されていました。 追跡調査開始から87年後、この異常性は劣性遺伝性を有していることが判明しました。
CN-051-263 両親ともに漢民族 被検体は淡い青色の血液を有しており、それは被検体に通常と異なる肌の色を齎らしていますが組成と機能に異常は見られません。 追跡調査開始から14年後、被検体が子孫を残さず自殺したため、遺伝的な特性は確認できませんでした。
CN-051-337 [削除済み] 両親ともに漢民族 [削除済み] [削除済み]

事件記録CN-051-A

関係者:███研究員と彼の妻███

日時:████/██/██

概略: 現場で回収された録画記録によると転送プロセスから244日後の15時07分、SCP-CN-051は分娩プロセスを開始しました。18時10分、███研究員と彼の妻███が彼ら自身の子供を迎えるために収容室に入りました。2人は誕生した赤子を見て[削除済み](後にそれは[削除済み]だったと証言しました)に衝撃を受けました。赤子はすぐさま[削除済み]そして[削除済み]、2人は[削除済み]、更に[削除済み]から[削除済み]。18時14分、赤子は収容室を突破し40km離れた住宅地へ移動し、この際周囲に対して[削除済み]を拡散しました。

18時25分、機動部隊ο-9("火事場で踊る者ども")が出動し工作任務を開始しました。23時16分、43名のエージェントが[削除済み]となった上で目標は[削除済み]。近隣の3つの村の住民を短時間拘束し、簡単な尋問を行った後Bクラス記憶処理を施し解放しました。本収容違反は化学プラントの事故に偽装され、地方自治体の協力によりこの案件に対する告訴は事前に却下されます。

君たちがそれをどうやって知ったのかは私の知るところではないが、あの実験体は彼女の物ではなく、我々の所有物であることをいい加減理解してくれ!十分なサンプルが得られたならば[削除済み]、それは分かっているだろう! - ██博士

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