SCP-CN-1619
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機動部隊-丙申-05隊員がSCP-CN-1619群を遠方から観察している。


アイテム番号: SCP-CN-1619

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 機動部隊-丙申-05("クビワアメリカムシクイ")は、既に発生しておりかつ位置が特定された14のSCP-CN-1619群の追跡を行い、かつ可能な限り活性状態のSCP-CN-1619を補足しなければなりません。SCP-CN-1619の捕獲に成功した場合、即座に中国タクラマカン砂漠辺境に設立された臨時サイト-CN-75-C7に輸送し、研究分析を行わねばなりません。SCP-CN-1619と液体を直接接触させることは禁止されており、SCP-CN-1619群のオアシスへの前進が発見された場合、機動部隊-丙申-05は対象の前進方向に人為的な暴風を発生させ、当該SCP-CN-1619群のオアシスに対する視界を遮断することで、対象の死亡を防ぐ必要があります。

機動部隊-丙申-05の監視するSCP-CN-1619の数量は、最低限200羽を維持すべきです。

説明: SCP-CN-1619は一種のコフラミンゴ(Phoeniconaias minor)の外見をとる実体であり、その身体は完全に砂から構成されており、主に中国タクラマカン砂漠中部に分布しています。SCP-CN-1619は食料摂取、呼吸及び新陳代謝を必要としておらず、現状未知の手段で生命を維持しています。SCP-CN-1619は一般的に楕円形に類する形の岩石から出現しますが、この岩石は異常な原因によって中が空となり、その中身はフィブロネクチン1で満たされます。SCP-CN-1619が岩石内で一定の段階に成長した後、砂礫で構成された嘴で岩石を穿とうと試みますが、一般的な状況では岩石に穴を開けることは出来ず、一定の時間が経過した後に死亡してしまうため、SCP-CN-1619群の個体数は極めて希少です。

SCP-CN-1619が卵状の岩石から脱出できた場合、その体は次第に成体のコフラミンゴの外形へと変化していき、更にその他のSCP-CN-1619個体から構成される群れで群生するようになり、どの群れも一般的には4体から12体のSCP-CN-1619で構成されています。SCP-CN-1619の身体は砂漠中の生活環境に完全に適合していますが、その身体構成は特にコフラミンゴの外形を維持することに特化しています。コフラミンゴとしての外形を維持するために、SCP-CN-1619は飛翔し、自身の身体を構成していない砂から離脱しようと試みますが、重力の影響を受け、SCP-CN-1619は砂漠に墜落・霧散し、砂へと変化します。その後、SCP-CN-1619は再び飛翔を試みます。SCP-CN-1619は卵形岩石から離脱した後、3日間にわたってこの行為を続けますが、3日経過した場合当該対象は死亡し、その身体は異常性質を失います。

SCP-CN-1619の視野範囲に水が存在した場合、対象は可能な限り水を獲得しようとします。研究チームの仮説では、SCP-CN-1619には砂と同化するよりも自身の本来の姿を見せる傾向にあると考えられており、この仮説が提示したSCP-CN-1619の智能の存在に関する観点には、更なる検証が求められています。

SCP-CN-1619は2017/02/07に発見されました。当時、中国タクラマカン砂漠においてエージェント・李享は収容任務に当たっており、岩壁の下で日光を避け、水分を補給していましたが、傍らの砂場から突如SCP-CN-1619実体が飛び出し、対象はエージェント・李享の持つ水筒を嘴で奪い取ろうとしたものの、全ての試みはエージェント・李享が対象の身体を粉砕したことで失敗に終わりました。SCP-CN-1619による数回の試みの後、エージェント・李享は水筒を背嚢に入れ直し、当時の収容任務を担当していたサイト-CN-75司令部にSCP-CN-1619の存在を報告しました。これによって、SCP-CN-1619のオブジェクト指定が確立されました。

補遺A: 2018/03/30の野外における遭遇において、フィールド職員が当該SCP-CN-1619群に水の入った水筒を示しました。この後11時間にわたり、当該SCP-CN-1619は水分を獲得するために職員の車両を突破しようと試み続けました。フィールド職員は12時間後に救助され当該区域から離脱しました。

補遺B: 2019/04/02、C類探索車17台と屋外アノマリーを追跡するための無人機2台が、サイト-CN-75より出動し、およそ12羽からなるSCP-CN-1619群の追跡を実行しました。以前より、機動部隊-丙申-05は当該対象群に対し半年にも及ぶ追跡調査を実行しており、更に5時間を費やした末に1羽の幼体のSCP-CN-1619の捕獲に成功しました。機動部隊-丙申-05人員は即座に当該SCP-CN-1619をサイト-CN-75-C7に輸送し、対象に関する研究分析を行いました。SCP-CN-1619の水分摂取後の状況に関する研究中、Mark Henry博士が一般的なシャワーを用いて当該SCP-CN-1619に水をかけたところ、SCP-CN-1619は水流を受けたのち急速に拡散し、原状を回復しなかったため、研究員は当該SCP-CN-1619が既に死亡したものと確信しました。SCP-CN-1619が流された位置には3個の直系約1cmの球状の岩石が残っており、岩石の内部からは一様に幼体のコフラミンゴの骨格が発見されました。

補遺C: 2019/04/11、機動部隊-丙申-05はいくつかのSCP-CN-1619群がタクラマカン砂漠辺境へと向かう大規模な移動現象を確認しました。職員の分析によって、この移動現象は当時タクラマカン砂漠辺境で発生していた小雨と関係があると推測されました。対象の数量が膨大であったことから、機動部隊-丙申-05は即座に阻止することが出来ず、およそ600体のSCP-CN-1619の死亡を招きました。事件後、依然として存在する一部のSCP-CN-1619群にはタクラマカン砂漠辺境へと移動した形跡が見られます。

補遺D: 2019/05/02現在、記録され、かつ位置が特定されているSCP-CN-1619は148羽に過ぎません。

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