SCP-CN-1990 (アーカイブ済)

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記録情報セキュリティ管理室より通達


注意: 当ドキュメントには情報災害が含まれています。

ミーム部門主任の命令により、当ドキュメントはロックされ、アーカイブされています。

当ドキュメントを閲覧する職員は、必ずミーム拮抗剤PrSRET-IIを摂取してください。
未摂取の場合、情報安全保持条例に規定される対抗ミームエージェントに曝露することになります。
その際、明確に定義されていない精神への深刻な被害が発生する恐れがあります。







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クリアランスを確認しました。どうぞお進みください。

ようこそ、Frederico様












































SRET-II_Error















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SCP-CN-1990-1個体の出現時に
D-4515が撮影した周囲の様子
画面奥の影が対象と思われる

アイテム番号: SCP-CN-1990 [アーカイブ済]

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: レベル4/CN-1990クリアランスを保有しない職員は、当ドキュメントにアクセスした際には、すべてカバーページへリダイレクトされます。当ドキュメントを閲覧したすべての職員は位置情報を記録されるとともに、事後にBクラス記憶処理を受ける必要があります。機動部隊-〥“メンタルカウンセラー”所属の担当者らは5時間ごとに当ドキュメントを閲覧しなければなりません。所定の担当者に第一段階の症状が発現した場合、直ちに記憶処理を実施し、人員の交代を行ってください。任務遂行に当たり、オブジェクトは精神影響を有するアノマリーであることを担当者らにはっきりと説明してください。平常時において、機動部隊-〥はクローラを用いて、ネット上に存在するSCP-CN-1990の構成要素に一致するコンテンツの検索および削除作業を行います。同時に、SNSで医療情報を発信するアカウントを通じて1、オブジェクトが引き起こすのは通常の精神疾患であるとのカバーストーリーを流布するとともに、SCP-CN-1990-1を所定の場所まで誘導し、対象と対象の親友などに対してC~Eクラス記憶処理を実施します。その他、潜在的に存在する第二段階・第三段階の感染者を捜索します。

SCP-CN-1990-1に対しては、鎮静剤を投与した後、爪を短く切り、特製の拘束衣を着用させた上で、防音措置の取られた個室タイプの人型オブジェクト収容室へ収容してください。収容室の壁はクッション材で構成する必要があり、家具類は角を丸くする上で床に固定します。引っかき傷を付けられるもの、筆記することができるもの、折りたたむことができるものや置くことができるものの無許可の持ち込みは固く禁止されています。SCP-CN-1990-1には袋入りの流動食だけを与え、袋は所定の時間内に回収してください。研究目的以外で対象と接触する際に、対象の沈黙を保たせる必要があります。すべての研究活動は機動部隊-〥の担当者による許可の上で実施されます。

説明: SCP-CN-1990は一種の異常情報です。オブジェクトは多くの場合、独身者に影響します。オブジェクトを認識2した対象は、下記三段階のミーム効果に影響されます。また、各段階において、オブジェクトは対象にその情報を拡散させるよう誘導します。影響された対象はSCP-CN-1990-1と指定されます。

第一段階において、対象は主観的に開けた場所、静かな場所または照度の低い場所と評価される場所に対して恐怖感を持ち始め、当該場所への接近を拒みます。当該場所へ進入させられた場合、対象は周辺の物体を使用して、隅・隙間など、一般的に暗いとされる部分を埋めようとします。また、対象は光源の真下、行き止まりになっている場所や貫通部分のない壁の近くに留まる傾向を示します。その他、対象は周囲にある箱、タンス、引き出し、財布など「閉鎖された部分」を開放し、光源にさらそうとします。その後、対象はSNSなどを通じて、自分の体験を発信します。環境照度の増加、密閉空間への進入、宗教的な物品の着用・設置、または礼拝などにより症状は改善します。3~7日後に症状が改善しない場合、第二段階へ進行します。

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D-4515が至近距離で撮影した
SCP-CN-1990-2個体

第二段階において、対象は主観的に「薄暗い」とされる街道や、「狭い」あるいは「静かな」場所を通ると、ある人型実体が自身の周囲(多くの場合は背後)に出現すると報告します。この人型実体はSCP-CN-1990-2と指定されています。SCP-CN-1990-2は自身にのみ認識できる存在であり、自身を監視・尾行していると対象は主張します。これは最初、対象の幻覚とされていましたが、実験SCP-CN-1990-Aにおいて、対象が携行している電子機器でSCP-CN-1990-2を記録可能であることが判明しました。実体が出現すると、対象は不安状態に陥り、頻繁に周囲を観察します。実体が対象に認識されると、建築物の影に溶け込むように消失します。実体を目撃することによりパニック状態になる対象は、人群れまたは室内へ逃走し、助けを求めようとします。

報告によると、対象は室内に戻った後、すぐ玄関ドアおよび使用頻度の少ない部屋のドアを閉鎖し、窓を締め切りにし、カーテンを引きます。次に、室内のすべての電灯を付け、鏡を割り、シンクの排水口・蛇口・トイレの下水道など外と繋がる一切の管路を塞ぎます。しばらくすると、部屋のドアや窓を執拗に叩く音が発生します。対象が近づくと、ガラスなど透明な媒質に黒い影が映ります。また夜間になると、部屋は間欠的な停電に見舞われます。停電時には、物が割れる音や鈍器を引きずるような音が報告されています。この時、対象は懐中電灯や携帯電話を所持して、狭い部屋かタンスの中に閉じこもります。その後、対象は地面の小刻みの揺れと、だんだん近づいてくる鈍い音を報告します。音は対象の所在位置まで接近すると停止し、対象は外部の音の消失を報告します。生理的な限界に達すると、対象は所在位置から離脱します。その後、第三段階へ進行します。

第三段階において、対象は第二段階からの数日間、連続で夢にSCP-CN-1990-2が出現したと報告します。夢の中のSCP-CN-1990-2は、最初は黒いモヤのような形を呈しますが、時間が経つにつれ顔面部分が明晰になり、身体の外見的特徴が対象に近づいてきます。対象は夜驚症による覚醒時に、水が滴るような音やビー玉がぶつかり合うような音を聞いたと報告します。また、部屋の鏡に赤いシミようなものが度々現れ、周囲には解体された出所不明の死体が出現するとともに、どこからともなく悲鳴が聞こえると主張します。実地調査では、これらの存在を実証する証拠は見つかりませんでした。上記の現象はある程度まで進行すると、突如として停止します。しかし、同時に対象の人格は不可逆的に改変されます。対象は外的な刺激に対して、過激な反応をし、暴力的な傾向を示すようになります。また、対象は他人に会うたびに、オブジェクトの情報を伝えようとします。人格が変化したSCP-CN-1990-1を有効的に収容できない場合、適宜の終了も許可されています。

オブジェクトの大規模な収容違反が発生した場合、EKクラス“パラダイムシフト”シナリオを引き起こす恐れがあります。















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