SCP-CN-340
評価: -1+x

アイテム番号: SCP-CN-340

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-CN-340はサイト-CN-24内のレベル3保管倉庫に収容され、定期点検を行う必要があり、外殻部分の洗浄、塗装が行われます。これらの行為を守ってもSCP-CN-340の異常性の影響を受けません。

説明: SCP-CN-340はエレベーターの模型であり、表面を赤く塗られ、正面には1と書かれており、引き戸として設計されています。エレベーターの天井には100Wの点灯している白熱電球が1つ存在しますが、その状態でエレベーターの扉を閉じ、複数回除去及び設置を行う研究をしても、どのように電球が点灯しているか解明できませんでした。

エレベーターは2m×2m×3mであり、ドアの部分以外の3面に3枚の5、60年代のものと推測される宣伝画が描かれています。ドア正面には"共産主義社会5周年を熱烈に祝福します。"(文字は赤色で書かれています。また、中山服を着た男性と鮮やかな色のスカートを着た女性が描かれており、共に笑顔です。)、ドアから右の面には"月面都市計画に積極的に参加します。"(宇宙服を着た作業員が微笑しながら、月面の様な場所で作業しています。)、ドアから左の面には"宇宙で採れた果物はいい所がたくさんあります。"(1隻の宇宙船が月から地球の中国地域へ果物を輸送している様子が描かれており、どの果物も現実のサイズよりも大きい。)といったものが描かれています。

ドアの両側には同様のボタンが複数存在し、それぞれ"1階"、"2階"、"1万階"と書かれています。ボタンスロットには2階と1万階の間の階層分の空きがありましたが、ボタンは存在しませんでした。誰かがエレベーターの内部に侵入すると電球が点灯し、女性の声が聞こえ、"2階"か"1万階"のどちらを押すか選ぶことを求められます。

内部に入って"2階"を選ぶと、侵入者の視界と撮影されたビデオカメラの映像が古い白黒のフィルム映画の効果に似たようなものになります。2階は1つの広場になっていて、何度も乗降を繰り返しているエレベーターが██機があります。また、録画映像によると広場には50年代の服装を着た人間が複数人存在し、その全員が"不自然な笑み"を浮かべています。エレベーターに再度乗り込み、"1階"を選んで戻ると視界と映像は正常に戻ります。映像記録についての報告は付録1を参照してください。

内部に入って"1万階"を選ぶと、到着するまでに約2時間かかります。この時の侵入者からは"少し嫌な感じがするが、時間がかかったこと以外は概ね順調だ。"と報告されました。終点に到着すると、侵入者は"宇宙ステーション"に来たというようなことを述べ、そこから宇宙を見ることができます。しかし、宇宙の景色は偽物であり、黒色の幕と輝く電球を使って景色を再現しています。同時に非常に大きい月が見ることができ、肉眼で月へのロケットの離着陸が観測できました。この場所は人が非常に少なく、接客係を除くと少数人の55年式軍服を着た警備員のみです。注意すべき点は、警備員が腰に"非常にサイエンス・フィクションの様な"外見の銃を携帯していたことです。

SCP-CN-340は中国の███映画製作所で発見され、その従業員の間では"もう1つの世界に行けるエレベーター"の噂が広く伝わっていました。財団中国支部職員はその性質を確認した後、カバーストーリー"酔った従業員の幻覚"を流布しました。

付録1:

中国支部職員がSCP-CN-340の"2階"の別次元空間としての基本的な調査を複数回行いました。特筆すべき点は以下の通りです:

  1. "2階"に位置する広場は巨大な衛星軌道エレベーターの下層であり、このエレベーターは10,000km続いています。
  2. この世界は197█年に共産主義社会を実現しており、現在は198█年です。
  3. 飛行機のようなものを操縦する人型実態を確認しました。その操縦はとても安定していました。
  4. 現在この世界で存在が確認できる範囲はエレベーターを中心に3kmであり、3km地点から先の道は全て封鎖され、接近すると警備員に制止されます。空中からの接近は不可能でした。
  5. 広場には1本の巨大なガジュマルの木が存在し、ブドウ、りんご、バナナ、梨など数十種類の果物が大量に実っています。その全ての果物は現実世界の平均的な大きさを上回っていました。
  6. 個人用小型遠距離通信設備の存在を確認しました。
  7. 中国は10年前に月に着陸し、"月亮城"と称した基地の建設を終了し、火星探索の準備を行っているとされていることがわかりました。

付録2:

SCP-CN-340を所有していた製作グループに対する調査結果によると、このオブジェクトは195█年の映画《██████████》製作チームが作った小道具であることが判明しました。この映画は元々オリジナルのサイエンス・フィクション作品として製作され、宇宙を探索するための共産主義社会の未来が描写されていましたが、急なシナリオの変更により、現代の人間の労働と未来の人間の回顧の2部構成に改編されました。そのため、元のシナリオで使う予定であった劇用道具の一部が使用されなくなり、SCP-CN-340はその内の1つでした。

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