SCP-CN-527
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アイテム番号: SCP-CN-527

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-CN-527は現在サイト-CN-37の3号標準保管室に収容され、レベル5クリアランスを得ていない職員に対しては、いかなる形式であれ実験を行うことは承認されません。オブジェクトが収容されている収容室は最高クリアランスレベルのセキュリティ措置が施され、どのような職員であれ収容室への誤進入を阻止されます。

文書記録-527-ベータの記述及び財団がSCP-CN-527に対して実施した関連研究によれば、SCP-CN-527の起動がひとたび確認されれば、それはXKクラス世界終焉時空異常シナリオを引き起こす可能性があります。このため、財団が安全にオブジェクトの試験を行う手段を探す前に、オブジェクトの誤作動を防止することを現在の収容作業の第一業務としています。

説明: SCP-CN-527は未知の金属材料で作られた、銀色を主体とした外観の機械です。上部には12個のキーと1本の操縦桿を有します。検査の結果、オブジェクト周囲には極めて大きな現実歪曲及び時空歪曲場が存在するものの、現在の所は活性状態にはありません。

2017年██月█日、上海市静安区██通りの建設工事用地を掘削した際、明朝の古墓が発見されました。SCP-CN-527は古墓の主室で発見され、その傍らには一般的な現代A4用紙に印刷された文章記録-527-アルファ及び文章記録-527-ベータが存在しました。全ての墓穴は再発掘される以前は侵入の形跡が全くなく、SCP-CN-527と文章記録-527-アルファ及びベータは未知の空間転送手段により墓穴中に進入したものと推測されます。機動部隊-庚午-01("唯暗香の来る有り")が発掘の12分後に建設工事用地へ到着し、オブジェクトの収容に成功しました。

文章記録-527-ベータの記述によれば、一度SCP-CN-527が起動すると、オブジェクトを操作した人物の目的-時間転送を実現します。オブジェクトは操作した人物を現在以前の時間へ転送できると考えられていますが、その人物を未来の時間へ転送することはできません。オブジェクトに対するX線検査では、オブジェクト内部に極めて複雑な機械構造といくつかの異常な回路部品を有することを示され、オブジェクトを作成する手段が現在模索されています。

同時に、関係試験によると、一度SCP-CN-527が起動すれば、その具体的な効果は現在研究中ですが、財団が存在する全ての時空が破壊されます。オブジェクトの起動により破壊された時間線と空間は安定するものの、XKクラス世界終焉時空異常の発生を招く可能性があります。このため、財団は安全にオブジェクトの試験を行う方法を探す前に、オブジェクトの誤作動を防止することを現在の収容作業の第一業務としています。

文章記録527-アルファ:

文章記録527-アルファが記載されたA4用紙の破損程度は80パーセントに達し、以下の文字のみが判別可能です。

怪物は一切を飲み込んだ。我々はアレが一体何なのかすら判らない。

[判別不能]

時間転送は、転送者の記憶に影響を与える。

一切を飲み込んだ……循環は即ち[判別不能]そのもの……

[文字判別不可]


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