SCP-CN-661
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アイテム番号: SCP-CN-661

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-CN-661-1はサイト-CN-99の標準人型収容室にて、特製の衣服を着用した上で収容されます。室内には少なくとも1基のスクラントン現実錨を設置し、その稼働を維持しなければなりません。1日1度、1名の男性Dクラス職員が、SCP-CN-661を撫で、その性的欲求を満たすために派遣されます。SCP-CN-661-1が不快感を示した場合は、接触頻度を下げることも検討されます。オブジェクトが生み出した牛乳は、応対するDクラス職員がSCP-CN-661-1の面前で飲用しなければなりません。

説明: SCP-CN-661-1は27歳の白人男性で、本名は█████████、収容前はパン屋の店長でした。SCP-CN-661の影響を除けば、対象に明白な異常性は見られません。

SCP-CN-661はSCP-CN-661-1の睾丸を含めた男性器全体です(SCP-CN-661-1は陰毛をオブジェクトの頭髪とみなしています)。長さは約109センチメートルで、分析によると、オブジェクトは生物的には█████歳以上であることが判明しています。オブジェクトとSCP-CN-661-1の身体の結合部には明らかな縫合痕があり、オブジェクトの成長が阻害されないよう、表面に生じた角質は切除されています。オブジェクトは未知の手段を用いて、成人男性の声を発することが可能で、この際、オブジェクトからは純粋な牛乳が流れ出します。オブジェクトは勃起状態を永続的に維持することが可能です。また、SCP-CN-661-1の身体を操作できる異常性をも有していますが、この異常性は不安定であることから、具体的な操作内容は記載できない状況にあります。オブジェクトは軽度の現実改変能力を保持しています。SCP-CN-661-1が性的満足を得られない状態が1日続いた場合、オブジェクトは絶えず牛乳を流すようになり、その量は毎時7リットルに達します。この異常性はSCP-CN-661-1が性的満足を得られるまで継続します。

SCP-CN-661は自身のことを”聖ディック”と称しており、ヤハウェの生殖器かつ、大能者の1人であると自認しています。初期収容の際、オブジェクトはSCP-CN-661-1と身体の正当な支配者を巡って喧嘩をしていました。SCP-CN-661-1によると、オブジェクトは対象の初めての自慰の際に出現したとされます。現在、オブジェクトは毎年10センチメートルの速さで成長を続けています。

付録: 交流記録

担当者: エージェント・Kcid
担当オブジェクト: SCP-CN-661、SCP-CN-661-1
記録時間: 12分
記録場所: サイト-CN-99、低脅威人型収容ユニット
SCP-CN-661-1は拘束され、鉄製の台に固定されている。便宜上、SCP-CN-661とはユニットの窓口を通じて交流を行った。

記録開始

エージェント・Kcid: おはようございます、SCP-CN-661。

SCP-CN-661: 幸あれ、人の子よ!

エージェント・Kcid: ええと、あなたにいくつか質問をしてもよろしいでしょうか。

SCP-CN-661:良かろう。我の子女は常に煩悩を抱えておるが故、我はそれに答えなければならぬ。彼らには我の答えから、奥妙なるものを見出させるのだ。ひとたび傾聴すれば、すぐに悟りを開くことだろう。

SCP-CN-661は小刻みに震えている

エージェント・Kcid: ご協力ありがとうございます。早速ですが、あなたは一体誰、あるいは何なのでしょうか。

SCP-CN-661: 我こそはヤハウェのきりにして、神の利器、天の神兵である。万物の起源は我にあり。すなわち、我は万物の父に従う者、聖ディックである。

エージェント・Kcid: あなたはいつ現れた、または生まれたのですか?

SCP-CN-661: 万物の始め、天地黎明の刻、神聖なるヤハウェが我を俗世に連れ込んだ。我と主は共にあったのだ。

エージェント・Kcid: 分かりました。すると、あなたは主が何をしていたか、そばで見ていたのですね。

SCP-CN-661: あの頃、我はまだ言葉を話せず、聞くことも、見ることも能わなかった。しかし、我は温もりというものを感じ取った。主の御手が我を撫でると、我は音が聞こえるようになった。主の御手が我を揺すると、我は言葉を話せるようになった。主の温もりと大いなる力が、我の中に溶け込んでいく。眼の濁りが落ち、我は物が見えるようになった。心が晴れ渡っていく。我は感動し、興奮のあまり涙を流した。眼からこぼれ落ちた濁りは、やがて天地を生み出した。

エージェント・Kcid: ああ、うん……他には?

SCP-CN-661: 初めて人が創られし時、彼らは互いに交わろうとしなかった。そこで主は、身をもって範を示すことにした。主は原初の民の前に現れると、我を提示して、扱う術を伝授した。主は彼らを悟りへと至らせるために、自ら実演をしてみせた。

エージェント・Kcid: ……ええっと、じゃあ、あなたは今、どうしてこの人の身体にくっついてるんですか?

SCP-CN-661: 不幸に見舞われたのだ。あの頃、世界には一つの洞窟のみが存在し、著しく混濁していた。主は我を聖洞に挿し込むと、繰り返し擦り上げ、洞窟の汚泥をこそぎ落としていった。我の流した、流れ出た血は大水となり、やがて海となった。この間、主の放った言葉については、私は勿論のこと、誰一人として意味を解することができなかった。誰も神通の域へとは辿り着けなかったのだ。我は洞窟の中で難儀していたが、主は世界に礎石を打ち込むため、そのまま去ってしまわれた。

エージェント・Kcid: 主は何と言ってました?一度復唱して頂いてもよろしいですか?

SCP-CN-661: 主はこのように仰った。”ああ、あああ、あああやばいあああ、あああああ、ああああああやめてやめてああああ!ああああああ!”

SCP-CN-661が復唱する間、収容ユニット全体が激しく振動した

エージェント・Kcid: えっ?……その後、あなたはどうしたのですか?

SCP-CN-661: 神聖なる地母は我にこう告げた。人間の中に1人、神に選ばれし子がおり、汝は彼の下について、補佐しなければならない。汝がかつて、主を補佐した時のように、と。それ故、我は彼の元に参ったのだ。

エージェント・Kcid: どういう風に補佐するのですか?

SCP-CN-661: 彼の御手で我を撫で、愛させる。すると、我は聖なるミルクを射出する。これを続ければ、世界は二度と飢えることがなくなるだろう。そして、主はまた我に、ある重大な使命を担わせた。

エージェント・Kcid: 使命とは?

SCP-CN-661: 継承だ。

SCP-CN-661-1の身体が強い光を発し、拘束を無視してユニット内に直立する

エージェント・Kcid: 緊急事態!セキュリティが突破された、指示を求む——うわっ。

SCP-CN-661-1が収容ユニットを突き破り、エージェント・Kcidの面前に飛び出る

SCP-CN-661-1: お前、この野郎……

SCP-CN-661: ホーリー・ライト!

SCP-CN-661-1の右手が光を放ちながら挙がり、エージェント・Kcidの左肩を掴む

エージェント・Kcid: ちょっと!何ですかこれ?警備員!警備員!

SCP-CN-661: 汝が受け継ぐのだ。ホーリー・レフト!

SCP-CN-661-1の左手が光を放ちながら挙がり、エージェント・Kcidの右肩を掴む

エージェント・Kcid: 待って待って、私は男だから!

SCP-CN-661-1: おいやめろ、俺はホモじゃねえ!このくそったれチンコが!

SCP-CN-661: 主が大衆にやって見せた時も、相手は男であった。汝等が白日の下で事に及ぶことを恐れるのは、単に心が歪み、正されていないだけに過ぎぬ。性とはすなわち、人の生まれ持った能力であり、神が人類に与えし贈り物である。たとえ、それを汚らわしい物として嫌悪し、放棄してもだ。汝等は元来、その汚らわしい物から生まれてきたのだぞ。

SCP-CN-661-1とエージェント・Kcidは強烈な光に包まれる。2人の輪郭は光の中でぼやけている。現場に居合わせた保安要員は動かず、光の中心を注視し続けた。後の聞き取り調査によると、彼らは当時の記憶を喪失していることが判明した。3分後、エージェント・Kcidは光球から離脱。衣服は破かれ、全身を牛乳で濡らしており、床に屈んで泣き出した。光球は収容ユニットの拘束台まで帰還し、消失

記録終了

後記: エージェント・Kcidは配置転換を要求し、承認された。今回の件について、SCP-CN-661-1は態度を明らかにしていない。収容プロトコルは現在の版に更新された。交流記録の中で、オブジェクトにはスクラントン現実錨を無視できる能力の存在が示唆された。これを踏まえ、SCP-CN-661を永続的に満足させ得るような収容プロトコルの制定が提案されている。

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