SCP-PL-038
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アイテム番号: SCP-PL-038

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: オブジェクトは、一辺が20mの人型実体収容室へ収容されています。収容施設は現在倉庫サイト8([編集済]のバルト海沿岸から[編集済])に存在し、施設内には極力災害につながるようなものは存在しません。

収容室には、4人の武装した警備員が常時待機しています。オブジェクトは、毎日2時間施設内を移動する権利があり、「仕事」を開始した場合、Dクラス職員を殺害する目的で[削除済]から脱出するように説得されるべきです。

オブジェクトの無力化の必要性がある場合、UCL-9コンテナの特殊武器倉庫にあるショットガンを使用してください。無力化後は、財団緊急管理センターにその旨が通知されるべきであり、ポーランド山岳地帯におけるオブジェクトの「生まれ変わり」の捜索が開始されます。

オブジェクトに関する研究は、今後通知があるまで中断されます。現在、オブジェクトが「仕事」を行う権利も停止されています。

説明: SCP-PL-038は身長約440cm、幅約150cm、体重約740kgの二足歩行の生物です。個体は暗褐色の毛皮のような体毛を有し、それは時にはより明るい色合いを帯びることがあります。対象の体毛は、毛皮に匹敵する密度および耐久性を示します。ただしこの体毛は、胴体の前面、首の付け根、および肩の部分で細い毛に変わっています。これは、毛皮に対して風が吹き付けることによって視覚化されることがしばしば見られます。オブジェクトは、人間と特性の良く似た淡い色の肌をしています(唯一の違いは、皮脂腺の欠如です)。対象は、感覚受容体(体毛自体における嗅覚および聴覚の受容体に加えて)、性器、および排泄器を有しません(統一的呼称のため、対象は男性の個人代名詞を使って呼称されます)。オブジェクトのシルエットは、その全体の筋肉量と体重に比例します。また、オブジェクトが示す力は、身体的特徴から考えられるよりはるかに強いことも留意すべき点です。オブジェクトの一般的な外観は(首、頭、体毛を除いて)人間の姿に対応しています。上肢はつねにこぶし拳を握り手は閉じられており、これが独立した機能によって調節されているのか、それとも個人の意思によって調節されているのかはわかっていません。物体の足は短く丸みを帯びており、12本の短い指(10cm、30度傾斜)があり、爪は存在しません(手の指も同様)。

SCP-PL-038は、現在唯一発見されているこの種の個体です(Ferus aedificator - 正確な系統的な帰属関係において、██-███に属しています)。有効な異常能力は以下の通りです。

  • 「仕事」の間に測定不能な力を発揮する能力。
  • 呼吸や食物、液体の摂取の不必要性。
  • 「仕事」を目撃した人物を殺害し、長年潜伏する能力。これは財団にとってもっとも貴重な能力であるといえます。
  • 死んだ場合、彼が直前に行った「仕事」の場所で生まれ変わること。

さらに、オブジェクトはモールス信号の基本を教え込まれており、我々がその「仕事」を直接観察しない限り、財団の職員に対して中立を示しています。より長い時間「仕事」が許されない場合、彼は収容室を脱出し自分の環境を再構築することを決定する可能性があります(そして、たとえ補強された拘束具によって収容したとしても、彼は自分自身でその拘束から逃れ、周囲の環境を再構築することができるであろうことからも、彼の持つ力の異常性を確認することができます)。これらの行動のいずれかが人間、または動物に危害を加えることを意味する場合、SCP-PL-038はこれらの努力を放棄し、「マンモスの泣き声」と研究者たちが呼称する発声を行います。オブジェクトが「仕事」をしていない時、オブジェクトは立った姿勢で眠ります。オブジェクトは、座ったり横になることを嫌います。

特に質問がその本質や種の起源に関するものである場合、オブジェクトとのコミュニケーションは通常、非常に回避的な回答をもたします。しかし、オブジェクトが虚偽の報告をすることは一度も確認されていないため、繰り返しコミュニケーションを取ることで応答のパターンが発見されました。これらのパターンは真実とみなすことができます。

  • 彼は、同種の他の標本の存在を示します。彼は唯一の「建築者」ではありません。そのため、他の個体が世界中で捜索されています。
  • 彼の「仕事」は個人の理想です。これを実行することは最大の喜びであり、行使が不可能な場合、無力感に苛まれ結果として苦しみを受けます。
  • 彼は「仕事」をするために作成されました。
  • 「そのような人々は彼のリズムを崩し、同時に復讐を求める強烈な欲求を引き起こし、最も厳しい処罰を行うまでそれは弱まることはない」ので、彼は「仕事」の目撃者を殺害します。(SCP-PL-038の「仕事」を距離100m以上の地点から見ても安全であることは注目すべきです。オブジェクトがそれに気付いたり、においや声を感じることができないためです。観察者との距離が50m未満の場合、オブジェクトは動物には反応しませんが、その動物の歩行または羽ばたきに反応します)。

「仕事」: 不明な要因によって開始される活動です。SCP-PL-038独自の行動です。昼夜を問わずいつであってもオブジェクトは急速に興奮状態になり、拳で胴体をドラミングし始め、約10cmほどの跳躍を繰り返します。約2分後、オブジェクトは収容室を出てポーランドの特定の山へ向かうことを望みます。ここでいう山は、少なくとも標高600mの高度をもつ地形として理解されます。オブジェクトが自分の「仕事」を実行することを許可されたと認識すると、彼は認識不能な方法で選択した山へ向かいます。オブジェクトによって選択された場所に到達すると、SCP-PL-038はその場所に手を置いて未知の力を使用し、選択された方向に沿って(100m/hの速度で)動かします。山の移動距離は予測不能で、観測された最小値は12m、最大値は1kmです。山を動かす時、上記および下記の通りオブジェクトはそれを妨害する人々を殺害します(妨害には、接近することで彼の注意を逸らすことを含みます)。

SCP-PL-038がその「仕事」を行う理由は不明です。本人からは「私はそのために作られた」という供述しか得られません。最初の問題は、ポーランドの山々、そして何より進行方向の麓にある多数のリゾートや住宅の所有者が移動に気付いたかもしれないということでした。しかし、たとえこのような移動の結果として彼らの財産が損害を受けたとしても、人々は移動に気が付かなかったようです。SCP-PL-038はこの問題について尋ねられた時、「心配するな」と答えました。さらに、オブジェクトは何度か発見されたことがあり、「イエティ」とみなされたことについて、彼はfuknięciamiと「コメント」しました。

世界中の山で起きた原因不明の移動を追跡した結果、財団はFerus aedificatorによる活動は何千年もの間起きており、時には世界中のいくつかの場所で同時に起こっていると結論付けました。このことから、同種の他の個体が存在すると考えられます。公共の場所においてはこれらの行為の結果については完全に無視されているようですが、世界中の民族伝承の中で「山を動かす」ことができる生物についての言及を見ることができます。

██████博士による注記: 私は食堂で小耳に挟んだ問題について明確にしたいと思った。すなわち、ある研究者の1人はオブジェクトが「毎秒4m以下の速度で動く」ことと同様、オブジェクトが「特徴的な外観とマナー」を持つという事実が、自動的に038による復讐を免れることができる可能性がある、という事実を定義できるということに気が付いたんだ。ご出席の皆様…この得られた断片的な知識のみを利用して彼らの出した結論は、復讐からの逃避が実行可能であるという仮定だ。SCPに関する私の職業的な経験により、身体的にも精神的にも一定のスキルを身につけることができたので、私は私自身の意見には同意しない。それで、「それら」について理事会に送ることのできる更なる「事実」を提供しようと考える。

ゆえに、この種の個体がどれだけ未収容でいるのかはわからない。もし彼らが存在するのであれば、彼らが互いに協力し合っているのか、他の致命的な能力を持っていないのかはわからない。さらに、私たちはSCP-PL-038がこれらの作業をこれ以上速くできないのか、それともやりたくないのかも知らない。最後に、私たちのポーランドの「イエティ」がまだ見ぬ他の休息方法を持っているという方に賭けよう(10個のキューを入れる)。誰か乗る奴はいるかね。

110人の(我々が把握している限りの)死者は私たちに何かを見せてくれ、そして038の出現に関して、都市にそれらが現れた時どうなるかについて、あなたは断片的な仮定とその利点について理解できるだろう。

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