SCP-PL-078
評価: +3+x

アイテム番号: SCP-PL-078

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-PL-078には危険性が存在しないため、標準的な収容ロッカーに収容することができます。オブジェクトの消失を防ぐため、イヤリングが安全な場所の外に存在する可能性のある実験を行うには最低でもレベル2職員の承認が必要です。

説明: SCP-PL-078-AとSCP-PL-078-Bは直径5mmの球形に形成され、線の模様が彫刻された一対の銀のイヤリングです。より詳細な調査の結果、これらの線は地球の大陸と島の輪郭を示していることが判明しました。SCP-PL-078-AまたはSCP-PL-078-Bが他人の耳に着けられていない状態で表面を軽く2回叩かれると、直径5cmの大きな球体へ成長します。この状態になるとイヤリングは各々のイヤリングの位置を示し始めます。 このオブジェクトは次の変化によってこの状態になります:

  • 大陸と島を表す模様は黄緑色になり、海を表す模様は青色に変化します。
  • オブジェクトの表面に2つの赤い点が現れ、両イヤリングの位置が示されます。

SCP-PL-078の分析で、大きさと質量がお互いに比例して増加することが判明しました。イヤリングが成長するとそれらを構成する原子は未知の過程で増殖します。この現象の解明のためにより多くの実験が現在計画されています。また、SCP-PL-078の表面を着色するために使用された染料が天然由来であることも判明しました。それらは以下の通りです:

  • 大陸と島 - 葉緑素1
  • 水 - アルカナ (Alkanna tinctoria) 製の染料
  • 場所を示す赤い点 - 未知の生物種の血液

更なる検査の結果、これらの染料は銀を置換せず、ただ表面のみを覆っているだけであることが判明しました。ピペットで染料を除去することも出来ますが、染料は除去された分即座に再生されます。
大きさを元に戻す方法は再度その表面を軽く叩くか、それを他人の耳に着けることです;これによりオブジェクトは再び小さくなり、銀色に戻ります。
2人がSCP-PL-078-AとSCP-PL-078-Bを2つの「異なる」耳(例えば、Aの左の耳に、Bの右の耳に)に着けると、イヤリングは活性期に入り、淡い金色に輝き始めます。
活性期のSCP-PL-078は着用者をもう一方の着用者の居場所へテレポートすることができます。指を軽く鳴らすとこの現象は起こります;指を鳴らした人物は消滅し、もう一方の着用者の隣に現れます。出現時と消滅時には強い閃光がおよそ2秒間続きます。
SCP-PL-078は、オブジェクトが活性化したときに着用者の体を「適切な」、もう一方の着用者に最も近い空間へテレポートすることが判明しました。このとき着用者の肉体は、移動先の空間の原子を置き換えます。他の着用者(テレポートの移動先の着用者)が液体の中に存在する場合、テレポートされた着用者はそれ以外の場合と同様に、最も近い空間に出現します。
次の場合、SCP-PL-078は活性期には入りません:

  • どちらのイヤリングも1人で着用している、または2人の同じ側の耳に着用している(両方の着用者が左耳にイヤリングを着用するなど)。
  • 着用者の一方または両方が地面に物理的に接触していない。ただし、建物の高層階に立つことは地面に触れていると捉えられます。SCP-PL-078が飛行機内で活性化できるかどうかを判断するための実験が進行中です。
  • SCP-PL-078の着用者が10m以内の距離にいる。

おそらく、SCP-PL-078の異常性の範囲は地球の面積に限られています。これは、イヤリングを宇宙や他の惑星に持っていった場合、それを見つけることが不可能であるという事実から推測することができます。

補遺: テレポートの際の閃光が弱まる前に、第2の着用者が指を鳴らしたときのSCP-PL-078の特性を測定するための実験が行われました。実験対象は2人の財団エージェントでした。彼らはこの文書に記載された方法でSCP-PL-078を活性化するよう指示され、問題なくSCP-PL-078を起動し、両方とも姿を消しました。およそ3分後に閃光が再び発生し、両方のエージェントが彼らがオブジェクトを起動させる前にいた場所に現れました。 彼らはイヤリングを取り外して実験担当の研究員に渡しました。後のインタビューで、彼らはテレポートされた場所が「高さがおよそ10mの非常に長い部屋で、1つの壁が小さな、番号が書かれたロッカーで覆われていた」ことを報告しました。彼らはまた、彼らがその部屋でテレポートするのと同じ方法を使用して戻ったことを証言しました。
エージェントに実施された心理テストでは、特筆すべきことは見当たりませんでした。

█████博士の付記: もし彼らの言ったことが真実であるのならば、我々はそこに誰かを送り、ロッカーの中に何が入っているかを確認する必要があるだろう。それがイヤリングにとっての何らかの「基準」の場所ならば、そのようなアイテムがさらに存在する可能性がある。このイヤリングはとても便利だ。

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