SCP-PL-101
評価: +2+x

アイテム番号: SCP-PL-101

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-PL-101は特別な収容手順を必要としません。セキュリティ上の理由から、オブジェクトは標準装甲収容室内の容器に収容してください。オブジェクトは、レベル2クリアランス以上の権限をもつスタッフの要請により利用が可能です。

SCP-PL-101は、台の上に置かれた分厚いガラス製の立方体の内側に、底面から10cmの高さで吊るされるべきです。

輸送の必要がある場合、オブジェクトは各面に1つずつ6つのECD-77電磁石を備えた直方体のアルミニウムフレームに収納する必要があります。オブジェクトと接触する職員は、色つきの安全ゴーグルを着用する必要があります。

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SCP-PL-101の元の外観

説明: SCP-PL-101は長さ10cm、厚さ7mmの六角形のHB鉛筆です。このオブジェクトは、通常のカカオの木(Theobrema cacao)の遺伝子改変の結果である黒檀(Dispyros)と同定された、暗褐色の木材で構成されています。オブジェクトの各面は、白色光のスペクトルが有する紫色以外の色の順番にしたがって、異なる色で着色されています。鉛筆を塗るために使用された染料は、多くの金属酸化物(主に銅(I) Cu2O i および[編集済])とおそらく█████に█████ █████████した際に得られる有機物によっています。

オブジェクトは、機械的損傷に対するかなりの抵抗力を示します。これはSCP-PL-101内部の木材とグラファイト両方が対象となります。それにも関わらずオブジェクトは道具として完全に機能し、何の問題も無く文章を書いたり、絵を描いたりすることに使用できます。グラファイトはオブジェクトの使用によって磨耗しないため、SCP-PL-101を研ぐ必要はありませんし、また木材の硬度のためにそれらの試みは失敗します。

オブジェクトには、作成された図面を「復活」させる能力があります。この能力は文字通り生き物の特性の性質を付与するわけではなく、描かれたものをカードまたは他の表面の領域内で動かし、所与の時点で描かれているものが存在した場合に発する音を発するのみです。描かれたものが無生物の場合、それらの移動についてはそれらが描かれた状態に依存します(たとえば箱が描かれた場合、同時に描かれた床に到達するか、または紙片の表面の端に落下した状態で動かなくなります)。このオブジェクトは、個々の言葉を「復活」させる能力も有しています。たとえば、SCP-PL-101によって描かれた「Cat」という単語は、描画者の助けなしに、尾、耳、口ひげを表し、通常の猫の鳴き声を発します。残念なことにこの能力は、多くの場合繰り返し試みても効果を現さない場合があります。

改定
ある事案に関連して、上記のバージョンのレポートは古いものとなっています。以下がオブジェクトSCP-PL-101の現在の状態を示す、最新のレポートになります。
研究管理官規定C-413による。

補遺: 事前情報

SCP-PL-101は、その能力を測定する実験中に性質を変化させました。これは監督者に与えられた命令を実行した際に発生しました。被験者に与えられた課題は「私が今書いていることをより良くする」という文章を書くことでした。このことによってDクラス職員の手からオブジェクトが離れ、その後テーブルの上に浮上し始めました。オブジェクト周囲に透明なテセラクト型の灰色の物体が現れ、続いて爆発が起こりました。試験室と隣接する2部屋は廊下の一部と共に崩壊し、実験参加者および実験室入り口の警備員の計3名の職員が死亡しました。部屋の構造が爆発エネルギーの大部分を吸収したため、施設の付近の構造はあまり損傷しませんでした。後の検査に寄れば、建築物の周りの残骸の構造は一時的な「吸い込み」の力を受けたかのように、一点に向かって歪んでいました。予想に反し、職員がオブジェクトを発見した時、それはまったく新しいオブジェクトとなっていました。新たな異常性質に基づき、特別収容プロトコルが改正されました。

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SCP-PL-101

説明 (最新版): SCP-PL-101は約24cm2の表面積をもつ円錐形の空間異常です。このオブジェクトは47000lxを超える強烈な白色光を放出しています。それにも関わらず、物体は熱放射を行っていません。

オブジェクトの円錐部分は、残りの部分とは唯一異なる色をしています。円錐部分は白色光の分解されたスペクトルにしたがって着色され、一方、その色は互いに滑らかに次の色へと移行します。最先端は黒色で、おそらくすべての光線を吸収する性質を持つと考えられます。

オブジェクトは、常に同等の水平位置を維持します。接触しているすべての物質は自由にそれを貫通することが可能です。SCP-PL-101は磁場に反応し、磁界源が存在する場所とは反対の方向へと移動します。これは、オブジェクトをある場所から別の場所へと移動させる既知の唯一の方法です。

不規則な間隔で、オブジェクトは██GHzの無線周波数を放射します。それらは特別なラジオ受信機を使うことによって受信することが可能です。録音された周波数はこちらで聴取することが可能です。これらの周波数の放出の間、オブジェクトの両端から微弱なビームが放出されます。その観察は、オブジェクト近くに設置された[編集済]の分析によって可能です。その光線は徐々に明るさを失い、オブジェクトの先端から2mの長さに達します。

注記: たぶん俺が馬鹿なんだと思うが(フォスタグラント1は黙ってろ)、どうしたらこいつが鉛筆よりもいいものなんだ? —B███████博士

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