以下はコミックシリーズ『ファウンデーション・フォース・ファイブ』からの抜粋です。「スーパー・コミック出版社」の調査は進行中ですが、現在まで有益な情報を得られていません。『ファウンデーション・フォース・ファイブ』に関わる出版物を得た人員はレベル4以上のセキュリティクリアランスを持つ職員のもとに持ち込み、研究のために即時参照できるように個々の出版号の抜粋をここにリストしなければなりません。
「チクショウ!コイツらは止らないのか?!」
手際よくミスター・まもりての胸を狙って後方に蹴り倒し、ボディージャッカーは叫んだ。ガルガンチュアのように巨大な警備員は、チームに攻撃を続け、乱闘にずかずかと踏み入り、次第に疲れが増している侵入者を踏みつぶそうとしていた。
「あと少しだ、ブライト!ワンダーテインメントは近いうちに姿を表す、私にはそれが感じられるんだ!」
チャウダークレフは大胆に答えたが、心のうちではその言葉に疑念を抱いていた。ワンダーテインメントに招待されているにしろ、今のチャウダークレフは、この状況を現実屈曲能力を持った大人子供の罠か悪ふざけであると疑っていた。
突如、ミスターまもりては攻撃の手を止めた。しかし完全起立したままである。基本の「製品」ポーズを取っているのだと思うが、武器は横にロックされ、ビシッと強張って立っている。五人のヒーローは構えたまま立っていた。彼らは混乱していたが、狂った博士が次に何を投げつけきたとしても、その覚悟ができていた。
それから、彼らが聞いたのは笑い声だった。最初のうちは遠くから聞こえた。しかし徐々に大きさを増し、やがて部屋を満たし、声から躁病めいた凶暴性が減り、純粋な持て成しの感が増していった。
「クレフ。」
ゼロ・ワンが相変わらず無表情のままに言った。
「主が到着したようです。」
「奴は顔見せているはずだ。」
同志ガンキルは唸る。彼はまだ、"まもりて"との戦いの疲れが取れていない。
「目見ないで敵バカにするのは、臆病者だけだ。」
「オクビョウモノとは?同志?」
部屋を木霊す返事。ざっくばらんな甲高い声だったが、怒ってはいない。
「特別な能力を楽しむことは臆病かなア?本当に、君たち、私が思っていたぐらい強いのかなねエ?」
閃光と共に、ワンダーテインメント博士はチームの目の前に現れた。何とワンダーテインメント博士の身なりの奇妙なこと!彼は背が高いが痩せて、紫と黄色ない交ぜのスーツを着て、シルクハットを頭に乗せている。黒い僅かに禿げかかった髪の毛と、とんがった耳、しかし、事実、彼の風貌をエイリアンめいた様子にしているのは顔。ニタついた笑顔の真上に鉛筆ほどの口ひげ。身の毛がよだつほど極端に大きな笑みは、まるで顔の外から延びてきているかのようで、黄色の目は瞬くことなく勇敢なヒーローをじっと見ていた。
「私の外観が君たちの気を動転させていないことが望ましいのだけど、君たちを安心させる格好は、この形しかないのでね。」
「テメエが、私たちに一体全体何を望んでいるのか話す時間はきっかり5秒だ。5秒たったらテメエを八つ裂きのバラバラにする。」
ボディージャッカーは怒っていた。不合理に巨大なジャガーノートの軍団を彼らの後を追うように仕向けた挙句、この現実歪曲者は「安心」という感情で、彼らを侮辱するのだ。
「テメエは私たちを読んで、挑発したわけでもなく攻撃しやがって、警告も──」
「テストだよ、ボディージャッカーくん、単なるテストさ!」
ワンダーテインメントは言葉を遮った。その顔は依然、笑顔が一面に貼り付けてあった。
「頼みたいことがありましてねえ、それであなた方がその仕事を取り扱うことが出来るかどうか知りたかっただけなのです!」
「どんな種類の『仕事』を考えているの?」
ファム・ファタルは、ワンダーテインメントほどの力が、彼らに何を望むのか本当に気になって尋ねた。
「あなた方はザ・ファクトリーをよく知っている、はずですよね?連中は、哀れなことに、負け犬と、宇宙の楽しみを吸い取る奴らの寄せ集まりで、私がかつて見た中で最大ですよ。そして今や、奴らは私の領域まで侵略してきた。奴らは私の販売予定の製品の一つの設計図を盗んでいった。そこで皆様の助けをお借りしたい!それを取り返してもらいたい!」
ワンダーテインメントはきっぱりと言い切った。一団の周りをぐるっと歩き回ったが、決してアイコンタクトを途切れさせることはなかった。
「私はあなた方の努力に報いる報酬が用意できているのです、受け入れるべきですぞ。」
「報酬ったあ、へえ?どんな報酬だ?」
チャウダークレフは、ワンダーテインメントが言っていた、望むもの何でも与えるという話に懐疑的だった。
「あなた方の助力と引き換えに、私の身柄を財団に1日の間引き渡します。一終日、あなた方の人員は、あれに対して出来ることならなんでもでしてもいい、その……何というのか?Anomalyって言うのかナ?望む限りの実験、望む限りの質問を実行できますよ、それに、彼らを止めようと思って指一本動かすこともしない。いかがですかな?」
チームはこれをしばらく考えた。ワンダーテインメントが嘘ついていることはあり得るが、杳として得体の知れないワンダーテインメント博士を監禁する機会、たとえ1日だけだとしても、その機会を逃したなら、O5評議会は頭をかかえるのは事実だ。たとえ信じたことがすべて反故にされようとも、答えはただ一つだけだと知っていた。
「わかった、ワンダーテインメント。取引に応じよう。」
ワンダーテインメントは、嬉しげに手を叩いた。
「エクセレント!あなた方は私の身になってくれると思っていました!私は、設計図があるザ・ファクトリーの前哨基地の位置を教えるだけとして、あとは任せるとしよう!さあ覚えておいてくれ、計画は"無傷"で持ち帰らなければならない。私はあのブレインストーミングを一から全てやり直したくないんだからね!」
一陣の煙と共に、不可解な博士と彼の軍隊、ミスターまもりては消え去った。彼の居たところには真っ白なノートカードが残されていた。チャウダークレフは屈んでカードを拾い、裏返してそれを見ると、ため息をついた。
「バッグを詰めろ、チームみんな、南極大陸のツンドラに出かけるぞ!」
ファンデーション・フォース・ファイブに何が起きたのか!?
次号:イントゥ・ザ・ハート・オブ・ザ・ファクトリー!「ファクトリーの中枢へ!」
チャウダークレフは怒りに顔を歪めた。彼の人生において、全く逃走手段が思いつかなかったことは初めてだった。さらに悪いことに、彼は気が付いていた。ラプティリオウスがそれに勘付いていることを。それでも、チームのために勇敢な顔を保たなければならない。ゲストカゲに決してギブアップは無いと示さなければならない。
「テメエのしょぼくれたザマを見てみろよ、ちっちゃなヤモリ。こんな鎖で私たちを止められると思っているのか?お前の妄想だ!私たちから背を向けてみろよ、その瞬間、テメエのウロコのケツを蹴り上げて、お前がやってきた次元がどこか知らねえが、そこに突き返してやる!」
「寝言は寝て言え、チャウダーチャンピオン!貴様とその郎等共が、ワシに敵わない。ウヌ等の面を見つめてみろ:縛られて、助けもなく、破壊を止めることさえかなわぬ、小さな種族共!生殺与奪はワシのほしいままだが……そんなことはせぬ。今、ワシは優位に立っておる、故に貴様らに責め苦を与えてやろうと思うのだ!」
レプティリオウスは笑った。彼が勝ったことなど百も承知。
「ワシはウヌ等に焼き焦げる世界を見せる!貴様らが、私を止める最後の機会であったかもしれないと噛み締めさせる!哀れであるな!」
「あなたは間違っている、レプティリオウス!」
ファム・ファタルは叫び、拘束具を引っ張った。
「たとえあたし達が失敗したって、財団がアンタを迎えに来る!そしていつものように、アンタを再捕獲するんだから!財団が存在する限り、アンタの勝利は決してこない!分かっているはずでしょ!諦めちゃった方が──」
「黙れ!」
レプティリオウスはうなった!己よりも弱い哀れな種、このウンザリする肉の嚢が、尚も勇気を表す、激怒に値する!
「ワシは無敵だ、物理の神だ!貴様ら財団はかつてワシを捉えた、それは真実だ、だが、それはたった一度だけの幸運だ!二度と起こらない!」
レプティリオウスは縛られの勇者の前まで迫りよった。行動の節々から怒りが放射されていた。
「ワシは、如何にして、ここまで長く生きながらえたと思う?つまり、貴様ら野蛮な猿どもがワシに地獄を味わさせようとも、酸に閉じ込め毎日毎秒、生きながらワシを焼き続けようともだ!ワシよりも矮小なる生ならば、身悶えの中に死ぬる、耐え難い痛みですらも!それでも、ワシは死ななんだ!ワシは生き延びた、その痛みすら生の薪炭とした。何故ならば、いつの日か、ワシは復讐をすると知っていた!その日が来たのだ!」
「それでどんな復讐するつもりだ、svolochオドレ?」
同志ガンキルは吐き捨て、傷ついていない片眼でレプティリオウスを睨みつけた。
「お前多分、一人だけで人類全員殺すことは出来ないと思っているだろ!」
レプティリオウスは立ち止まり、病的に広い笑みを浮かべ、信じられないほど鋭い何重の列になっている歯を見せた。
「その通りだ、dalbayobオンドレ。ワシは強力であるのだが、独りで始末するには、単純にウヌ等サルどもが多すぎる。それは当然、ワシがただ独りであるという仮定の下でだ!」
「テメエは何を言っているんだ、レプティリオウス?」
ボディージャッカーは、本当に答えを聞きたいのかどうか不安であった。
「逃走中、ワシは若干の非常に価値のある情報を得た。貴様ら財団が、ワシに知って欲しくない情報であると確信している。」
レプティリオウスはヒーローに背を向けて、まだ独り笑いをしていた。
「実に可笑しい、財団どもは比較的無害なオブジェクトをあまり考えなしに封印しているだろう。非常に役立つオブジェクトに警備員を一人か二人しか配置しない。故に十分な力と適正さえ持てば、誰でも簡単に侵入できる。」
「例えば?」
ゼロ・ワンは追い詰められているのにも関わらず、無表情で尋ねた。
「例えば貴様らドロマイトの山での瑣末な活動など。」
すぐに、全5人のヒーローはハッとした。レプティリオウスが何を計画しているのか、今わかった。
「2(トゥー)……2(トゥー)……2(トゥー)……」
チャウダークレフは、長引いた沈黙を破り呟いた。皆の心に宿った恐怖を遂に表したモノ。
「そして、あの霊長類は遂にそれを得たのだ。」
レプティリオウスは笑って言った。
「お分かりかな、やがて私は一人ではなくなる。可能な限り最高の仲間を得るのだ。ワシ自身だ。想像しろ、財団の愚か者ども!あらゆる大陸の、あらゆる国の、あらゆる年に私が独りいるのだ!計画が実行に移れば、人類は1日だに生存できぬ!」
「あなたはその計画が必ずやうまくいくという確信がないはずです、レプティリオウス。あなたは222があなたに何をするのか全くわからないはずです。」
ゼロ・ワンは穏やかに述べるが、その言葉はレプティリオウスの脳を流れている凶悪な考えに、全く効果がなかった。
「貴様ら哀れな芋虫どもが死ぬことなく棺を使えるならば、当のワシは全く問題がないはずだ!しかし、貴様ら愚か者と戯れるうちに、やけに時間が遅れてしまった。ワシの軍を築くことが出来た筈の時間を無駄にしている。さらばだ、肉虫ども!」
レプティリオウスは意気揚々と笑い、ヒーローたちをその運命の置き去りにした。その時、5人は単独で、沈黙を保っていた。それぞれは解決策を考えあぐねていたが、それぞれの解決のシナリオは失敗に終わるのだった。実際、彼らの状況がより悪くなったというわけではなかったが、しかし彼らは受け入れなかった。全員、今日は人類の防御のラストラインで、それが失敗したのだと思うのであった。
これが真に人類の最後なのであろうか?続刊でファウンデーション・フォース・ファイブと合流しよう。
次号:ドラゴン・トゥライアンファント!「勝利のドラゴン!」
「お前マジなわけない、クレフ。」
同志ガンキルは、ショックと狼狽の表情をして、目を丸く見開いた。
「あいつはただの子供、俺らがあいつ連れてったら、涙に終わるぞ。頼む、考えなおせ──」
「僕は、自分の面倒ぐらいちゃんと見れるよ、同志!」
マイケル・プルトニアンは怒りに震え、話を遮った。
「君に、僕が天の川銀河のこちら側で最高ランクの銀河警察の一人であると言うことを分からせる、それに、僕はこの種の問題については君よりも一日の長があるからね!」
同志ガンキルは抗議に口を開けたが、チャウダークレフが同志を遮った。
「彼は正しいんだ、ストレルニコフ。彼の経験が想像上のものだとしても、なんらかの理由で、1548がココの『マイク』に狙いをつけている以上、彼を連れていかなければならない。それが理由を知るための唯一の手立てだからだ。彼をここに置き去りにすれば、問題を難しくするだけで、ただでさえ多い死亡者を更に増やすだけだ。もし誰か異議を唱えるってなら、恐れ入るが一人でやってくれ。」
チームはぎこちなく、もぞもぞと動いたが、何も言わなかった。当然、チャウダークレフの計画はチームを不安にさせたが、彼の論理に異議を唱えられるものはいなかった。数時間者沈黙が過ぎたかのように感じられた。そしてようやく、ボディージャッカーが口を開いた。
「マイケル、どうして1548がお前の後をついてきているのか、納得できるように、他に何か教えてくれないか?」
「僕は知っていることをすべて話した、そして正直、君と同じぐらい理由を知りたいんだ。」
マイケルは悲しげに言う。面目が潰れ足元を見下すのだった。
「僕が知っていることのすべては、ちょうど8日前プラズマックスが銀河警察に接触したこと、それ以来、僕たちは、なぜ彼が僕に特別執着しているのか知ろうと必死なんだ。」
「そして財団も同時刻頃、この脅迫現象を把握したのよ。」
ファム・ファタルは気がついた。心の中では密かに、この男の子の苦境を気の毒に思っていた。おそらく232の影響から快復することは決してない。それだけでも十分残念なことなのに、彼は今憎むべき星に追われているのだ。もしシカゴで起こったことが1548の作用だとしたら、マイケルが死ぬまで1548はプラズマ兵士を送り続けるだろう。
「クレフ、なぜ私たちが去りさえすれば、1548が地球に軍隊を送ってくることがないって断言できるの?」
「私は財団に、1548へメッセージを送るように言った。マイケルを連れて行くから、我々が去った後に地球を攻撃しないでくれってな。もちろん、1548が話を聞き入れるか全くわからない。だから本当に確信があるわけじゃない。今は、私たちがいない間も財団が事件をなんとかできるように祈らなければならない。」
チャウダークレフは腕を上げて、コミュニケーターを起動させた。
「ギアーズ、改造は完了したか?」
「1958の改造は完了しました、クレフ。しかし、このセットアップはあまり試されていないということを、必ず覚えておいて下さい。それに、まだ高確率で亜光速旅行ができない可能性が残っているということも。」
ゼロ・ワンの声がチャウダークレフの手首のスピーカーから聞こえた。
「これは確かに、我々唯一の選択なのですか?」
「わずかな時間しか残されていない、持ち合わせのもので間に合わせるしかないんだ。今から動くなよ、私たちはすぐそこに行く。クレフ、アウト。」
チャウダークレフはコミュニケーターを閉じて、かすかに予感のため息を吐いた。そしてチームの前に顔を上げた。
「全員、私の計画がわかったか。ばかばかしいほど高い賭けに出る。その危険性もわかったかい。もし誰か残りたいって言うなら、私は絶対承知してやる。」
「それじゃあ、楽しみを全部手放すってことじゃん。せいぜい夢でも見ていろ、チャウダーヘッド!」
クロウは出来る限りの薄笑みを作った。
「でもね、僕は今年のこの時期は、星が綺麗だって聞いているんだ!」
他のチームメンバーは、犬の友人の陽気なコメントに微笑んでいた。彼らはみな決意した。チームとして、一緒に、1548に向かう。
「それじゃあみんな、行こう、あの明るすぎる常夜灯が、どうして地球をいじり倒すのか明かしてやる!」
ヒーローは悪のパルサーを打ち破ることができるのか?次号のファウンデーション・フォース・ファイブを見つけよう。
次号:クラブ・ネビュラ・オア・バスト!「蟹星雲か破滅か!」
「紳士諸君、それを踏まえた上で……」
ブラックウッド卿は言った。
「紳士諸君?」
ファム・ファタルは訝しげに尋ねた。手は彼女のお尻の下。
「おっと恐縮、お嬢サン。」
カーキの軍服の口ひげを蓄えた男は言った。
「こんな状況にレディーが御立ち会いになるとは、少々私は物慣れていないな。いずれにしても、我々の行動の時は尽きてしまった。露帝ツァーの下僕は、天候を司る何らかのリングを得た。またそれは、元素の基本的な構成を変えることすら出来る。奴らを直ぐにでも止めねば、コンスタンチノープルは夜明けまでに連中の手に落ちる──無論、そうなった暁には、もはや君たちのタイムボートも、君たちが元居た世紀への出口にも到底及ばん。」
「不可能!」
同志ガンキルは叫んだ。
「ロシア人は真の男!ロシア人のための戦いに勝つために399は要らない!チェチェン人のトリックに違いない!」
「それどころか、可能性は大いにあり得ます、同志。」
ゼロ・ワンは非難する。
「財団記録によると、クリミア戦争において、ロシア軍の広範囲で異常アーティファクトの使用が報告されています。私たちの時代における1867の魔術師との戦いの話を思い出してください。私たちがここに到着するわずか2ヶ月前に起きた出来事です。」
「ほほう、君たちはその話を聞かされたのだね!」
ブラックウッド卿は微笑みかけた。
「最も素晴らしい一時になったというわけだ。もし、私自身がそう言ったならば。」
「そもそも、私たちはなぜ過去へ旅したんだ?」
チャウダークレフは反応をする。
「この任務は災難続きだ。ボディージャッカーは新軍─イェニチェリ─に拐われ、大ムフティー は276を持って、神のみぞ知る場所──それか時間──に行くつもりだ!さらに、ここで適切なパプリカを手に入れられなかったら、私は次の戦いのためのチャウダーキャノンを再装填することもできない!」
「だって……」
ファム・ファタルがチャウダークレフに思い出させた。
「ザ・スィオソフィスツ──そこから第五協会信者の手に古代ヘルメスの星図が落ちる前に、星図を取り戻すための唯一の機会なのよ!1425が危機的になって以来ずっと、私たちの時代何が起こっているのか忘れてしまったの?」
「エージェント・ファタルの評価は正しいです。」
ゼロ・ワンは答えた。
「未来に対する希望は、ロシアの進軍を止めて、再び276を得て、1425が新智論者の手に落ちることを止めることだけです。」
「君たちに降りかかった天罰が何だか知る由も無いが、時を旅するジェントルマン……とレディー、勿論わかっていたとも、君たちの喋っていることはさっぱりだが……」
ブラックウッド卿が割り込んだ。
「しかし、もう一つ、行動を起こす前に対処しなければならないスティッキー・ウィケット─窮境─がある。」
「何だウィック・スティッキングって?お前ブルジョア・ハンティングマン?」
ガンキルが遮った。
「言ってしまっていいのかね?」
ブラックウッド卿は言い出す前に、喉を鳴らし、ためらいがちに言った。
「君たちは全員ウミウシであるということに気が付いているかな?」
我等がヒーローは一生ナメクジのままだろうか?ツァーのコンスタンチノープルコンクエストは完了してしまうのか?未来は安全だろうか?チャウダークレフの禁じられた愛、あの女性はチャウダークレフの曽祖母か?次号のファウンデーション・フォース・ファイブを見つけよう。
次号:コサック・ア・ゴーゴー!
「ブマロ、嘘つき、サノバ[卑語編集済]チェチェン!」
同志ガンキルはロバート・ブマロに怒鳴り立てながら、ヨロヨロ立ち上がり、ブマロに狙いをつけようとした。ただし、その奮闘は、カルト教団のリーダーの顔面キックで報われた。
「私はチッとも嘘を吐いていなよう、同志。私は新人類になった、と言ったのだ。それと君の助力が必要なのさ。」
ブマロはローブの裾を持ち上げて、繋ぎ目なく体と融和している真鍮の足を露わにした。
「私は、ほんとうに、新人類なんだ。そして、私が頼みたいのは、私の寺院を取り戻すのを手伝って欲しいてことだ。」
ガンキルは金属の足を睨んだ。
「何された?人類?あのウイルス……お前の残りの日は僅か……。」
「肉の嚢としては、日が僅かなのだ!彼ノ十全デ在ル可キモノの御触れによって、私は彼の子供の一人となったのだ。」
男はローブの隠しポケットから小瓶を取り出した。
「君方の組織はこれを217と呼んでいると思っているのだが、そうだね?これが彼の御触れだよ……」
男は信徒の方に振り返った。
「これが汝ら全てを彼の子供にさせてくれよう!汝らは、吾がゼンマイ仕掛けの信徒であろう!」
突如、狂った助祭の顔にホットポテトチャウダーの塊が直撃、彼は苦しみで顔を押さえつけた。
「子供とか触れとかなんとか言う話はまるであれだな!」
チャウダークレフが暗がりから現れ、チャウダーキャノンでブマロをもう一度焼いた。
「もし私がよくわかっていなかったら、お前の言うところの壊れた神ってのはNAMBLAの一員だとか言っていただろう。」
「クレフそれは、お前が今日1日言っていた中で、4番目に味気ない話だな。」
ボディージャッカーは突然、彼女のお守りをブマロの近くに居たカルト教徒に投げる。その者は、本能的にお守りを掴み、ジャックされてしまった。彼の新しい体で、ボディージャッカーはゼンマイ仕掛けの聖職者にタックルし、地面に押し付けた。
「ほんとうに?たった4番目?じゃあ、もっと仕事をしなければならんな!」
チャウダークレフは、届く限り全てのものをチャウダーで焼いた。
「走れ!命が惜しけりゃ走れ!チャウダークレフはここに在り!」
直ぐに、寺院の集団は走り逃げた。その先には両手を広げた財団機動部隊!最新鋭の武器を装備している!
群衆のどこかで信徒の一人が叫んだ!
「神に誓って、私は無神論者です!」
ボディージャッカーは助祭の神を掴んで立ち上がらせた。
「よーし、ブマロ、テメエを捕まえた。質問に答えてもらおう、それから十中八九217の暴露のせいで安楽死できるだろう。」
「私を殺せないよう、ブライト。もし殺したとしても、神の御触れのキュアをどこに置いたが教えることは……」
「キュアがある?」
ガンキルは立ち上がり、軍採用銃でブマロの頭に狙いを付けた。
「何ごっこだ、ロバート?」
「そうさ、ナア、我が友よ、必要にになるよう、全く、とても。勝手ながら、神の最も偉大なギフトをゼロ-ワン、ファム・ファタル、それと君たちの子犬に使わせてもらったよ。君たち3人も同様に感染した。ジャッカーくんにとったら、問題じゃないかもしれないが、残りは体をとっかえひっかえすることは出来な……」
三人はお互いに顔を見合わせた、特にガンキルは顕著に青い顔をしていた。
「俺は何もまだ感じないぞ、だが……」
「神の御触れはとてもゆっくりと効く。私の見積もりでは、兆しが見え始めるまで、およそ48時間しか残されていない。サア、これからどうなりますかねぇ?ファウンデーション・フォース・ファイブは私と死んでくれますか?それとも、施しを希って、神の御触れの唯一のキュアを嘆願しますかなア?」
なんたるジレンマ!裏切りのブマロ、感染したチーム、残り48時間、彼らは機械の歯車と化すか!チームは命惜しくて、彼らのためになってくれた皆を裏切ってしまうのか?それとも、勇敢なる犠牲を払い、壊れた神の教会に引導を渡すか?続刊ファウンデーション・フォース・ファイブを見つけよう。
次回:ア・レース・オブ・ザ・クロックワーク・ウイルス!「時計仕掛けのウイルスとの競争!」
「『我々に腹を立てている』ったあ、どういうことだ?914はただの機械だ。怒るなんて機能あるわけねえ!」
チャウダークレフは言った。まだクレフは目の前に立っている研究員が、自分をからかおうとしているんだと考えていた。その試みは失敗しつつあるのだ。
「それに、例のブツが知覚力または思考力があったとしても、財団に逆らうようなことは、殆どありえないと思うぞ。つまり、あのブツにしてやった中で最悪なことと言ったら、奇怪なものを組み立たせることを強制したことだ。それこそ、奴が作られた意味だからだ!」
「あっ……そ、そっそれは財団に怒っていません、そっそうですね。」
ローレンス研究員はどもりながら言った。偉大なチャウダークレフに否定されたことに、ひどく動揺していた。
「あなたに怒っているのです、サー。あなたと、ファウンデーション・フォース・ファイブに対してです。あれは、あなたに会いたいと申し出ています、サー。」
研究助手はコンソールに戻って、914への扉を開けた。そして5人のヒーローは914の部屋に入っていった。
すぐに彼らは、異様な風景に迎えられた。
914の見てくれは良く知っているはずだったが、これは違う。現状メインの塊は何も変わっていない。しかし、新しいパーツが機械の端に沿うように造られていて、長い機械の触手の形をしていた。
機械の最上部には、巨大なスピーカーのようなものが設置してあるが、チームが今前に見たことがあるスピーカーとは似ても似つかぬものだった。
チャウダークレフはチームと見合わせて、それから914に振り返った。そして、混乱するも自信に満ちた口調で話し始めた。
「ハロー、私はチャウダークレフ。そしてこれがファウンデーション・フォース・ファイブだ。聞くところによると、お前は私たちに会いたいらしいじゃないか。それに怒っているとも。なぜ私たちに怒っているのか知りたいし、間に合わせに何が出来るのかってこ──」
「イイエ。」
ブーンとした声がスピーカーから流れた。低く、極端に低く、声の背後にはギアが回る音がしていた。
「貴方タチハ私ヲ、長キニワタッテ此処ニ置イテイマシタ。私ハ不平ヲ言イマセン。アナタタチハ私ヲ、無意味ナ、不必要ナテストニ利用シマシタ。私ハ快ク応ジマス。ダガ、アナタ5人ハ、一線ヲ越エマシタ。私ハ、アナタ方ガ私ニシタコトヲ無視スルコトハ、デキマセン。」
「じゃあ、正確には何をテメエにしたって言うんだ?」
ボディージャッカーは、914が本当は思考することができたことに、驚きを隠せないままだった。
「数ヶ月間、会ったことすらないんだ。どうして、一線を越えることなんてできるんだ?」
「アナタ方ハ、2ヶ月4日7時間前ニ破壊シタゼンマイ仕掛ケノギアボックスヲ覚エテイマスカ?アナタ方ハ、ソレヲバラバラニ砕キ、残リヲ溶カシマシタ。」
「はい、あのギアボックスを覚えています。破壊の必要がありました。何故なら、ギアボックスがストレルニコフの心を乗っ取っていたからです。」
ゼロ-ワンが答えた。
「それに加えて、壊れた神の教会が後を追っていました。もし、我々が破壊しなければ、教会が我々に対して使っていたでしょう。」
「ソレトハ関係ナク、アナタ方ハ、アノギアボックスハ自分タチノモノデアッテ、破壊シナケレバナラナカッタト考エテイマスネ。ソノ傲慢サコソ、私ガ怒ッテイル理由デス。」
914が轟くような声で応じた。
「アノギアボックスハ私ノ一部。壊レタ私自身ノ残滓。私ニ与エラレテイレバ、モット素晴ラシイモノヲ作レタデショウニ、モット多クノコトガデキタデショウニ、モット作レタデショウニ、サラニ"デストロイ・アンド・リビルド"デキマシタ!ナノニ、アナタ方ハ私ニ与エルコトヲ考エルコトモナク、ギアボックスヲ破壊シマシタ。マルデ、ソノ権利ヲ持ッテイルカノヨウニデス。」
「だって知らなかったのよ、914!どうして私たちに、ギアボックスがあなたと関わりがあったなんてことがわかるの?!あなたのものだって連想させるようなのものは、何もなかったわ!」
ファム・ファタルは叫んだ。彼らは明らかに914の重要な一部分を破壊してしまったらしいことに、純粋に動揺していた。そして今まさに、914には間違いなく思考力があることを実感した。
「同ジ歯車、同ジ速度デ回ル歯車、サラニ、私ハソレガ近クニアルコトヲ感ジ取ルコトガデキマシタ。アナタ方ガギアボックスヲ掴ミ取ッタ後スグニ、私ガアナタ方ト、コミュニケーションヲ取ロウトシテイタコトヲ、研究員ハ伝エテイマセンデシタカ?」
「あいつらは914がひどく騒ぎ立てていると伝えてきただけだ。しかも、例の箱を破壊してしまった後にだ!」
ボディージャッカーは答えた。
「もしテメエのもんだとわかっていたら、ちっとでもテメエと関わりがあるものだとわかっていたなら、返していただろうさ!悪かった914!申し訳ない!」
「ソレダケデハ十分デハナイト思ウノデス、ボディージャッカー。モシ、私ガアナタ方ノ心臓ヲ破壊シタナラバ、アナタ方ハ容易ク許シテクレルノデショウカ。私ハ許シマセン。アナタ方全テ、犯罪ニハ対価ヲ払ワネバナリマセン。私ガ執行者ノ役割ヲ引キ受ケマショウ。生キテコノ部屋カラ出ラレルコトハ決シテアリマセン!」
チャウダークレフはとっさにホールへの扉を蹴った。しかし、財団のガードに妨げられた。彼らの顔は無表情だ。
「動け、ちくしょう、道を開けろ!」
チャウダークレフは叫んだ。チャウダークレフは少々うろたえていた。唯一の退路が、うすのろの一団のせいで邪魔をされている。
「彼ラハ私ニ従ウダケデス、チャウダークレフ、何故ナラ彼ラノ頭ノ中ヲ私ガデザインシタゼンマイ仕掛ケトスゲ替エテオキマシタカラ。彼ラハ私ノ兵士デス。アナタノ研究員ローレンスノヨウニ。無脳殻デ上手ニ役割ヲコナシテクレマシタト、言ワザルヲ得ナイデスネ。サア、私ノ軍ニ加ワルノデス。行イニ対スル罰トシテ!」
警告もなく、914の"体”の傍の触手の一本がファム・ファタルに突進し、腰回りを掴んで彼女を捉えた。ファム・ファタルは絶叫してもがいたが、ゼンマイ仕掛けの触手の強さに、なすすべもなく914の通気口の中にあっという間に放り込まれてしまった。
「ライツ!」
ボディージャッカーが叫び、914の方へ走って行ったが、改造済みの財団警備員に行く手を遮られた。さらに、銃を構えている。ほんのわずかな時間で、四人のヒーローは時計仕掛けの兵士に囲まれ、逃げ場もなくなってしまった。
これが、ファム・ファタルとチームの最期なのか?次刊のファウンデーション・フォース・ファイブを見つけよう。
次号:ザ・ゴースト・イン・ザ・マシーン!「機械の中のゴースト!」
チャウダークレフは心を鬼にして、目の前のマホガニの机を睨んだ。
そのまま前に進み、二つの椅子の内の小さい方に向かって行き、それを引いた。
もちろん、誰もがSCP-738との取引を出し抜くことなんて無理だと警告した──クレフは自身による記録を読んでいたし、挑んでみた者に起きたことも知っていた。
だが、他に何ができるというのか。彼の助けとなり得る力は、マルチバースを以ってしても他にないのだ──そして、彼はため息をついて、椅子を引き抜いて、座った。
「はて、さて、さて……」
誰のものともわからぬ力が言う。同時に黒ずんだ霧がテーブルの反対側で渦巻き、ゆっくりと人の形になっていった。
「遅かれ早かれ、君が現れるだろうという感覚があった。君のために私に何ができるかねえ?私の友人よ。」
チャウダークレフは、眼前の存在が取った形に息を飲んだ。テーブルの向かいの『件の悪魔』が取る形は、被験者に馴染みのある誰かの似姿であると聞いていたが、まさかこれだとは用意できていなかった。
「お前!」
クレフは叫んだ。
「なるほど……」
チャウダークレフの向かいに座る、チャウダークレフの丸写しの存在が言った。
「誰を期待していたのかな?ミッキー・マウス?私にだって、あのIP[知的財産]の権利を確保する余裕はないよ、私の友人。さてと、そうさな──君は願い事があるに違いないんだろう?」
チャウダークレフは息を深く呑んだ。
「願いは……願いは、エージェント・ファタル……」
クレフは言った。
「彼女はコーマ──昏睡状態──だ。ザ・マンハッタニートが私を撃ち殺そうとチンピラを送り込んできたが、彼女は私をかばって弾丸を受けてしまった。医者は、二度と彼女が起き上がることはないかもしれないと言った。私は全て試してみた──SCP-500、SCP-427、SCP-407の最初の1分も。SCP-1237-1-Lに彼女が元気な縁起の良い夢を見させることもした。何も効かなかった。私は彼女を死なせることはできない。絶対できない。私は……わたしの望みは、あなたに彼女を救ってもらいたい。」
「私はそんなところであると思っていたよ。」
チャウダークレフの悪魔のような生き写しはそう言って、書類カバンをテーブルの上に置き、開けた。
「だからさ、私は昨日の夜うちに小僧達を使って、少し草案を書き上げさせたんだ。」
彼は書類カバンに手を入れて、一0.25インチの余白で、びっしり法律用語を、殆ど読めない活字で、ほぼ全面に書き尽くした1ページの契約書類を引き抜いた。
「ここに署名して、あとここにも、それからここにイニシャルを書けば、我々は君の親愛なるアギーチャンを直ぐに稼働可能にすることができますよ。」
「見せてくれ……」
チャウダークレフは言いながら、万魔殿の王子のペンを手で取って、細字の活字を読み始めた。見た感じ全て整っているが、読み進めていく内に第7節、第4項……
「ふざけているのか?」
チャウダークレフは書類を押しのけた。
「ここらの条件は不合理だ!交渉に値しうる他の条件が必要だ。」
「まあ、まあ、まあ、私のクリーミィなコンパニオンよ。」
クレフのツインは薄笑いを浮かべながら言った。
「これは非常に妥当な条件じゃないか。死の水際から誰か連れ戻すということ──よろしいかね、これはちょっとした慎重を要するビジネス、ですよね?さらに、この協定にあなたが同意する事に拠って、この取引に於いて、あなたが望んでいるものをすべて提供することができます──脳への損害はなく、物理的トラウマを遺すことなく、彼女は貴方が今までずっと見知ってきた、愛してきたエージェント・ファム・ファタルと全く同質になるのですよ。」
「だが、それの対価は?」
チャウダークレフは言った。
「もしこれにサインすれば、その時マンハッタニートは勝ってしまう!これ以外なら、何を払ったっていい!何が何でもだ!私の車でも持っていけ!スポーツに関する私の知識でもいい!魂だってくれてやる!」
「君の魂なんていらないさ、チャウダークレフ……」
暗いコック帽のデーモンは不吉な笑みを浮かべながら言った。
「私は君の愛が欲しい。私は君のチャウダーが欲しい。」
チャウダークレフは泣き出しそうだった。
「地獄に落ちろ!私に選択を強いるな。」
「この提案はたちまち終了する、チャウダークレフ。つまりどういうことだろうねえ?エージェント・ファタルが死ぬか……はたまた世界からニューイングランド・クラム・チャウダーの存在が永遠に消え去ることだろうか?」
チャウダークレフの選択は如何に?エージェント・ファタルは墓に刻まれるか?はたまた、チャウダークレフのクリーミィな神業は、永久にマンハッタニートの豊満なトマトの恐怖に屈するか?続刊のファウンデーション・フォース・ファイブを見つけよう!
次回:アン・アディショナル・ダイアーナル・ピリオド!「さらなる昼間周期!」
The atomic titanium door smashed to the ground with a thud, trapping the Foundation Force Five with Ronnie Ray-Gun on his atomic spaceship.
"Finally, I have you five alone," he said. "You have no idea what I've done to get here."
"Ronnie?" said Bodyjacker. "What are you saying?"
Ronnie Ray-Gun pulled out his atomic blaster and tried to shoot Bodyjacker, but Chowderclef intercepted it with a blast from his Chowdercannon.
"What the hell, man?" said Bodyjacker. "It still hurts when I die!"
"That's the point!" snarled Ronnie Ray-Gun. He pulled off his space gloves and cracked his knuckles, and blood dripped from his hands.
"You're not Ronnie Ray-Gun, are you?" said Chowderclef in horror. "You've never been Ronnie Ray-Gun."
"Ronnie Ray-Gun died battling me in the far future of 1981," said the eldritch terror that wore Ronnie Ray-Gun's face. As the Foundation Force Five watched from a safe distance, his atomic spacesuit sloughed off him leaving only rags of faint silver, beneath which was exposed skin and bone. "I saw this day coming a thousand years ago. My plans stretch across all space and time! You were fools! Fools not to have seen it until you were already in my trap!"
"Who… who are you?" said Femme Fatale, as she held an anatomically anomalous pose involving her backside.
The corpse of Ronnie Ray-Gun smiled— or it would have, if it had any teeth. "I… am Evil Empire! You idiots bought my story of being time-displaced. Everyone knows time travel isn't real!1 And soon, this planet will join my dominion across the stars!"
"Evil Empire?" said Comrade Gunkill, his face turning pale. "Is impossible. You died twenty years ago!"
"My body died," said Evil Empire, as a red welt appeared on Ronnie Ray-Gun's forehead. "Your superiors thought that the end of me. They never suspected that my power was from beyond the stars. One body was nothing, Comrade Gunkill… or should I call you Red Commando?"
Whatever little blood was still in Comrade Gunkill's face drained from it. "Stop him!" he shouted. "My comrades, don't let him say anything else!"
Evil Empire laughed. "Oh, it's been too long since I've been in Russia, abominations."
In Russian, he said "Longing."
Comrade Gunkill raised his gun and shot several times. As each bullet approached Evil Empire, a force struck it, cleaving it in two. Each time, another red slash appeared on Ronnie Ray-Gun's body, yet none of them seemed to affect him at all.
"Jet fuel."
Femme Fatale jumped from where she had been crouching, somersaulting through the air, her stiletto aimed at Evil Empire's vocal cords. Evil Empire caught her foot, throwing her into a pile of rubble.
"Steel Beams. Nineteen. [COGNITOHAZARD EXPUNGED]."
Bodyjacker threw his amulet at Evil Empire, who instinctively caught it. His eyes, blackened with blood, widened for half a second, and the rest of the Foundation Force Five held their breath as Evil Empire got Jacked—
"Just kidding," said Evil Empire as he dangled the amulet from one bony finger, as Bodyjacker's old body fell to the ground, like a puppet with its strings cut. "I have seen a starry field of the dead. Souls upon souls can only feed a soul eater. Now, where was I?"
Chowderclef fired his Chowdercannon, and Evil Empire dodged it effortlessly. "No!" shouted Chowderclef. "My chowder is liberation!"
"Eighty. Abortion."
"What happens if he finishes?" said Zero-One, his voice calm and unconcerned.
"One."
"Nothing good." Comrade Gunkill closed his eyes as he shed a single tear. "I'm sorry, comrades. I'm so sorry."
"Now there you go again."
Evil Empire smiled as part of his face fell off. Comrade Gunkill was completely still. The rest of the Foundation Force Five, or at least the ones who still had bodies, held their breaths.
"Soldier?" said Evil Empire.
"Ready to comply," said the Red Commando, as he opened his eyes.
"Then kill them!" said Evil Empire. "Kill them in the name of the Evil Empire!"
HOW WILL THE FOUNDATION FORCE FIVE GET OUT OF THIS ONE? WILL COMRADE GUNKILL BE THE DEATH OF THEM? AND WHERE IS STAR COMMAND PROTON? FIND OUT NEXT IN FOUNDATION FORCE FIVE/STAR COMMAND PROTON #5: HE SEES YOU! FOLLOW THE ADVENTURES OF PANDORA SQUADRON IN SCPANDORA #76: COLONEL BOWE AND RAY-GUN'S COMMAND! AND DON'T MISS PENTA-5: BEYOND THE STARS, FOR THE SHOCKING TRUTH BEHIND EVIL EMPIRE!